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第24回 ようこそ学長室へ
~ 種をまく人 ~

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睡蓮

 こんにちは。8月中旬にもかかわらず雨続きの不順な天候が続いておりますが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。さて今回はバスの運転手をされている西尾美知男さんと保育科の平中学先生です。このお二人の組み合わせ、なぜ?と思われた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
瑞浪キャンパス1号館と4号館に挟まれた小さな空間に、池と噴水があるのをご存じですか。この夏、水面には睡蓮(スイレン)の葉が浮かび、蓮(ハス)が花を咲かせ、池の中をのぞくと、色とりどりの可愛い金魚が10匹ほど泳いでいます。天気の良い日には学生達の憩いの場となり、中京幼稚園の園児が遊びにくることもあります。毎朝、この草花や金魚の世話をして下さっているのがご紹介したお二人です。
改めてお話をお伺いすると、昨年の4月に蓮と睡蓮を植え(平中)、その後、金魚を放流した(西尾)との事。去年は生育が思わしくなく、この夏初めて薄いピンクや白の花が咲き、金魚も見違えるほど大きく成長してきたそうです。「葉が上に成長するのが蓮、水に浮かぶのが睡蓮。古代から生育する大賀ハスがあり、他にも・・・」(平中)「花だけだと寂しいので金魚を入れてみたけど、あそこのバラも花を咲かせて・・・」(西尾)と次から次へと楽しく嬉しそうに話すお二人。その世界に引き込まれ、心が温かくなりました。花言葉を調べてみると、植物や生き物を愛でるお二人の思いそのままに、睡蓮は「心の純潔」「清純」、蓮は「清らかな心」「神聖」とありました。
目立たない場所ですが、この池や植物も人を育てる本学キャンパスの一部です。「孟母三遷」と言うように、環境が人財育成に与える影響は多大です。お二人を見習い、豊かな心を持ち、このキャンパスが一人ひとりの可能性を引き出す「場」となるように努めていきたいと思います。 #真剣味

取材後記:玄関にある建学の精神を前にすると背筋がピンと伸びる、〇〇先生とお話すると前向きになれる、中庭のベンチに座ると落ち着く…等、キャンパスの中に自分にとってのパワースポットをみつけることができたらしめたもの!そんな場所が増えるといいなー、いや、増やしていこう。(いまづ)

左から西尾さん、平中先生(撮影時のみマスクを外しています)

毎日キレイに掃除されたバスで、教職員を安全に運んでいただいてます!

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