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第149回 ようこそ学長室へ
~ 紡いだ糸で織りなす景色 ~

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左から、須栗先生、辻さん(大阪学芸)、山下さん(秋田商業)
※( )内は出身校

 寒気の中にも早春の息吹を感じる季節となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、第2回レクアスエンジョイフェスティバル(3・17)で活躍してくれた山下 修誠 くん(経営2)辻 紫帆さん(経営4)と指導教員の須栗 大 先生です。この行事は、中津川レクリエーション協会と本学総合型地域スポーツクラブ共催で行われ、今年は「遊びの可能性は無限大」をテーマに開催されました。当日は1200名が訪れ、体を動かす楽しさを実感する機会となりました。ステージで行われたアスリートミーティング、アクティブチャイルドプログラム、9つのブースで行われた運動遊び、教養ゼミで考えたドーナッツ、スムージーの販売など、様々な場面で学生の活躍が見られました。
 まず感想を尋ねると「去年はついていくだけでした。今年は企画の段階から取り組んできたので、地域の方や多くの子どもたちに喜んでもらえて嬉しかったです」(山下)「9月から幼稚園で空手の型を子どもたちに教えてきました。色んな子がいて戸惑いもありましたが本番が一番良い演技でした」(辻)と満足感の漂う表情で話してくれました。
 苦労した点については「どうしたら多くの人に見てもらえるポスターになるのか、文字の大きさや色づかい、キャラクターの配置等に悩みました」(山下)「小さい子に分かり易く伝える方法に悩み、苦労しました」(辻)との事。須栗先生からは「昨年度の反省に立ちながら小中校長会等にも出席して、懸命に参加者を募ってくれました」と前向きな姿勢を評価する言葉がありました。この経験を今後にどう活かすかを尋ねると「他人に教えた経験を通じて、誰にでも分かり易い言葉を使っていきたいと思います」(山下)「礼儀、挨拶を教えることで自分の行動を見直すことができました。今後、空手道の土台として、もっと礼節を大切にしたいと思います」(辻)との事でした。
 最後に須栗先生から「2年間の積み重ねの上で『さらに良くしたい』という学生の姿勢が伝わってきました。来場者数1000名を目標にした時は、『正直きついなぁ』と感じましたが、責任を持ってやり切り目標を達成したのは素晴らしいと思います。学生達の思いをつないで来年度さらに良いものにしたい」と力強い言葉がありました。
 この行事の始まりは3年前のアスリートミーティングです。その後、スポーツクラブ設立、レクアス開催、レクリエーション協会との連携協定締結を経て現在に至っています。一歩目から次々と展開できたのは、出会った人とのつながりを育んできたからです。多くの人を巻き込みながら物事を進めるには、他者との違いを受け入れ、心の器を広げる必要があります。違いがあるからこそ様々な気付きを得て成長することができるのです。
#スポーツ

取材後記:過去2回の様子は第49回・第95回をご覧あれ。遊びの可能性もさることながら、学生たちの可能性も無限大でいとをかし。(いまづ)

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