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第125回 ようこそ学長室へ
~楽しみ、楽しませることに全力を「ACPの導入に向けて」~

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左から、横谷先生、奥田さん、私、宮嶋先生

 朝晩の肌寒さに急な秋の訪れを感じる今日この頃、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、岐阜県スポーツ協会、スポーツ推進課の奥田智大さんと先月アクティブチャイルドプログラム(以下ACP) の研修を終えたばかりの横谷淳先生、宮嶋恒二先生です。来年度から経営学部と短期大学部保育科に導入されるACPは、日本スポーツ協会が普及啓発を行っている、子どもが発達段階に応じて身につけておくことが望ましい動きを習得するための運動プログラムです。子どもの体力や運動能力の低下が顕著な昨今、プログラムの普及を通じて、子どもたちが楽しみながら積極的にからだを動かす環境づくりを目標にしています。導入に際してシラバス構築や教材作成のご指導をお願いした奥田さんと科目担当予定者の二人にお話を伺いました。
 初めにプログラムの魅力について尋ねると「誰もが楽しく体を動かすことができ、体力や運動能力の向上は勿論の事、遊びの中でルールの大切さや相手への思いやりなど社会性も身に付けられることです」(奥田)「勝ち負けではなく、常に一人ひとりの頑張りに視点を置いているのが素晴らしいと思います」(横谷)「自ら考え実態に応じてプログラムをアレンジできる点に魅力を感じます」(宮嶋)との事。
 講義を通じて学生に身に付けて欲しいことは「子どもたちの目線に合わせた声のかけ方や立ち位置などのコミュニケーション力」「運動が苦手な人でも楽しく取り組めるように考え、工夫する力」「安全に配慮しながら実施する力」等、専門的な知識や技術は勿論の事、コミュニケーション力や指導者のスキルも習得できることが分かりました。
 最後にシラバスや指導案を構築する際の要点を奥田さんに尋ねると「ACPのプログラムは『走』『跳』『投』の動きを要する遊びを組み合わせて考えられています。指導者側がどれにフォーカスした遊びをするのか明確にして取り組むと共に、誰もが楽しんでできるように工夫することが大切です」との事でした。
 実は私も興味津々で9月の研修会を受講してきました。「からだじゃんけん」(グー、チョキ、パーを全身で表す)「進化じゃんけん」(蛇から人間に進化していく)「新聞紙に変身」等、どのプログラムも子どもの頃に戻ったように楽しく、夢中で取り組んでいました。お陰で翌日は全身筋肉痛でした。「楽しさ」が主体性につながり、全身を使って動いていたのです。ACPは体力や運動能力向上の学びに止まらず、幅広い力が付けられるプログラムです。心身共に成長する学生の姿が今から楽しみです。#真剣味

取材後記:なりふり構わず本気で取り組むことで、忘れかけていた?幼い頃の楽しいという感覚を思い出した先生方。もはやAAP(アクティブアダルトプログラム)。笑(いまづ)

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