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第117回 ようこそ学長室へ
~ 笑顔は世界の共通言語 ~

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大須賀先生、トゥエンさん(ベトナム)と。※( )内は出身国

 雨模様の中にも初夏の気配を感じる今日このごろ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、経営学部4年生、ベトナムからの留学生グエン ティ トウェンさんです。このたび彼女は公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の奨学生に、厳正な審査を経て選出されました。来日してからこれまでの経緯や今後の抱負等伺いました。
 5年前の来日から今日まで「最初の2年間は仙台の日本語学校で学び、3年目に中京学院に入学しました」と。日本の良さを尋ねると「真面目に働く姿と安全な国である点が気に入っています」との事でした。奨学生に選出されるには、これまでの活動や今後の計画を整理して提出する必要があり、その内容を尋ねると「日本語広場、中津川リレーマラソン、子どもたちとのワークショップ等のボランティアに取り組んできました。日本語広場では、外国人技能実習生に病気や台風時の過ごし方等、日本の生活に慣れるためにサポートをしていました。これからもボランティアを続けたいと思います」との事でした。
 大学生活については「先生が優しく、日本人の友達もできて楽しく過ごしています」と。大須賀先生(ゼミ担当)に彼女の印象を伺うと「国籍を問わずに誰とでもコミュニケーションを取り、困っている人がいると面倒を見てくれる優しさもあります」と絶賛されていました。
 最後に今後の抱負を尋ねると「日本語や大学の勉強に一生懸命取り組んで、ベトナムと日本をつなぐ仕事がしたい。将来は帰国して果物を作る会社を設立したい」との事。出身地バクザンはライチで有名な場所で、将来を明確に思い描いていると感じました。
 明るく誰とでも人見知りせずに関わっていけるトゥエンさん。生まれながらの素質が異国で生き抜く中でさらに磨かれていると感じました。入退出時の笑顔でハキハキした挨拶、簡単そうに見えてなかなかできません。両国の架け橋になる基本ここにあり。#学術

取材後記:「自分で決断することの大切さ」というテーマで語った2年前の留学生スピーチコンテスト。彼女の逞しさと親しみやすさのバランスがビューティフォー。(いまづ)

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