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第128回 ようこそ学長室へ
~ 情熱の相乗効果 ~

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左から、平さん(星城)、堀さん(中京)

 絶好の行楽シーズンとなりました。皆さんはもうどこかにお出かけになりましたか。今回のお客様は、第2回学長ワークショップ(9月26日開催)に参加してくれた、平蒼唯さんと堀葵さん(看護2)です。このワークショップは昨年までの学生座談会の進化形で、最大の目的は「学生や教職員の声を直接聴き、より良い大学運営につなげること」にあります。今回のテーマは「学生が出席したい価値ある授業とは?その創意工夫とは?」で、ブレインストーミングとKJ法を用いて看護学部生27名と教職員12名で行われました。二人から感想や気づいた点等を伺いました。
 まず、ワークショップの参加を決めた時の気持ちを尋ねると「これ何?他学年の学生と交流できるし、楽しそうなので参加してみようかな?」(平)「学長先生が教えてくれるので、地域貢献の授業のようにグループワークもあって楽しいかも?」(堀)と楽しく学べる点が動機になっていました。終了後は「日頃は関われない人と話せて良かったのですが、初対面の人の中でも堂々と話せるような力を付けたいと思いました」(平)「考えを整理して相手に伝えることや他者の話しを受け止める中で、新たな気づきがありました」(堀)との事。それぞれ他者からの刺激を受けて成長につなげられたようです。
 テーマの「学生にとって価値のある授業は?」と尋ねると「多くの要素がありますが、先生が親しみやすく、気軽にアプローチできること。『学生に対するウエルカム度』が高い授業」(平)「学生の興味が湧くように工夫され、先生の思いが伝わる授業」(堀)との事。改めて教える側の受容力や熱意が問われていることが分かりました。またワークショップで気づいたのは「先生に求めるだけでなく、自分の興味や意欲を高められるように準備すること」(平)「何事にも興味関心を持ち、将来を見通して前向きに取り組むこと」が必要だ(堀)という点でした。
 最後に今後の目標について尋ねると「保健師を目指して幅広く健康に関わる知識を身に付けたい。進んで他者とコミュニケーションを取り、人見知りを克服したい」(平)「訪問看護師を目指して基礎的な看護の知識や技術を習得したい。些細な事でも気づく人間性を身に付けたい」(堀)との事でした。
 今回の取材を通じて、学生たちが教える側の問題だけに目を奪われずに、学ぶ側の責任も自覚していることに成長を感じました。学生と教員が協同してこそ真に価値ある授業が生まれます。どちらか一方ではなく、双方が責任を果たさなければなりません。責任の原点とは、お互いが「成長への熱」を絶やさぬこと。全てはここから始まります。#学術

取材後記:なんでもきいて!というオープンな先生は、質問した以上のことを返してくれるので学ぶ意欲が高まりまた聴きたくなる。これはテクニック?いや、愛だな。(いまづ)

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