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第143回 ようこそ学長室へ
~ 深く、熱く、長い0.1秒の物語 ~

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左から、羽柴監督、渡邉さん(長野日本大学)、中安さん(浜北西)、
杉浦さん(豊田大谷)※( )内は出身校

 今年も残すところ10日を切りました。師走の町にもあわただしさを感じるこのごろです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。さて今回のお客様は、2023富士山女子駅伝(12・30 7区間 43.4キロ)に3回目の出場を決めた、女子陸上競技部の中安若菜さん(経営4)渡邉葵さん(保育2)杉浦さくらさん(栄養1)羽柴卓也監督です。今大会の出場権は、全日本大学女子駅伝上位12チームと残り10チームは5000メートルの記録(7名)で決定されます。全日本17位に終わった本学は、残り10チーム中の6番目の記録で出場権を獲得しました。選手、監督に現在の心境や大会への抱負を伺いました。
 まず、出場決定までの心境を尋ねると「記録会を重ねるごとにタイムが伸びていましたが、最後までハラハラしていました」(中安)「調子が上がらず苦しかったのですが、最後まで必死に取り組みました」(渡邉)「初めてのことばかりで戸惑いましたが、先輩の姿に刺激をもらいながら頑張りました」(杉浦)との事。監督は「全日本までは5000を16分台で走れる選手が3人で厳しいと思っていました。11月上旬から5週連続のレースで6人に増えました。よく頑張ったと思います」との事でした。
 チーム力向上の要因は「駅伝シーズンの秋、冬に結果が出せるように、夏場に苦しくても一つひとつの練習をこなしてきた」(中安)「先輩から学び、後輩の活躍にも刺激を受け、自分も先輩としてやってやろうと思えた」(渡邉)「全日本の結果のままでは終われないと強く思えた」(杉浦)とそれぞれ前向きな気持ちで練習を重ねてきたことが伝わりました。監督は「今年のチームは春から無理をしないようにしてきました。焦らずに時間をかけてじっくり我慢して取り組んできた成果だと思います」との事でした。
 最後に大会での抱負を尋ねると「小学校から続けてきた陸上もこの大会で終わりです。戦える選手としてチームの力になりたい」(中安)「このメンバ-で最後の大会なので笑顔で終わりたい」(渡邉)「どの区間、どの場面でも自信を持って走って貢献したい」(杉浦)との事。監督からは「中安、渡邉の二人を初めとしてチーム全体のレベルが上がって勢いがあります。起伏の激しいコースに合わせたバランスの良い配置をして、過去の最高成績12位以上を目指します」と力強く語って下さいました。
 取材を終えて頭に浮かんだ言葉は「切磋琢磨」でした。この言葉には、玉や石を磨き上げることに例えて「自分の心身を磨き上げること」という意味と、「他者とともに努力することや、競い合う」という意味があります。プレッシャーなんてものともせず、全国の舞台でも切磋琢磨あるのみ。熟成してきたチームの本領発揮はここから!#スポーツ 

取材後記:今回出場が叶わなかった仲間が全力でサポートしてくれた。彼女達への感謝を胸に、最高のパフォーマンスを発揮して笑顔で年越しできますように。ゴーン(いまづ)

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