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第152回 ようこそ学長室へ
~ 真心こめた贈り物 ~

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左から、土井さん(中京)、私、市岡さん(中津川工業) ※( )内は出身校

 暖かい地方から桜の便りが聞かれる頃となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、令和5年度学位授与式後(3・17)のセレモニーで在学生代表として卒業生にスピーチしてくれた土井七夏さん(保育1)と市岡和沙君(看護2)です。原稿なしで堂々と伝える姿が印象的だったお二人にこれまでの経緯や感想などを伺いました。
 初めにスピーチを依頼された時の気持ちを尋ねると「大変だと思いましたが、お世話になっている先輩方に感謝の気持ちを伝えたいと思いやることに決めました」(土井)「声を掛けられたことに驚き自分ができるか不安でしたが、コロナ禍を乗り越えた先輩方に尊敬の気持ちを伝えたいと思い決断しました」(市岡)と二人とも先輩への熱い気持ちがあふれていました。
 プレゼン後の感想は「実習と重なって十分練習できずに心配やプレッシャーもありましたが、ステージ上から笑顔の先輩と目が合って緊張せずに話せました」(土井)「しっかり先輩たちの目を見て伝えようと決めていて、緊張感に負けずに行動できて良かったです」(市岡)と笑顔で話してくれました。
 最も伝えたかったメッセージは「先輩たちの知識や経験は、私たちが保育者となる為の基盤になります!」(土井)「多くの苦労や困難を乗り越えて国家試験に合格して卒業される先輩たちを尊敬しています!」(市岡)との事。先輩の姿を思い浮かべながら、言葉を紡いでいることが伝わりました。この経験を今後どのように役立てるのかについては「大勢の前で気持ちを込めて伝える力を保育の現場で活かしたいと思います」(土井)「言葉にしなければ何も伝わりません。この経験を活かして看護師として患者さんの立場になって発信する力を高めたいと思います」(市岡)との事。
 最後にこれからの目標と課題を尋ねると「個性に合わせながら心で寄り添える人になりたい。その為に周囲への気づかいを大切にして視野を拡げたい」(土井)「患者さんの命をあずかる者として、周囲の意見に耳を傾け最適解を見つけられるようになりたい。その為にコミュニケーション力を身に付けたい」(市岡)との事でした。二人とも課題を明確に把握しながら今後の目標を見据えていました。
 今回の取材を通じて、不安や心配を振り払った二人の主体的な行動力は、先輩への感謝や尊敬の思いから生まれていることが伝わってきました。「誰かのため」から生まれた前向きな行動は、最後には「自分のため」になって返ってきます。日常の様々な場面で「誰かのため」の思いを大切にしながら、自己の成長につなげたいものです。#学術

取材後記:最初は不安でドキドキ、当日が近づくにつれてワクワク、やってみたらニコニコルンルンたっせいかーん!!Yeah(いまづ)

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