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第118回 ようこそ学長室へ
~ 凛としてまっすぐに ~

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45度の敬礼で野倉さんと(中京)※( )内は出身校

 梅雨の晴れ間の青空に心和む今日この頃、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、神谷先生がゼミ担当教員として推薦して下さった野倉大暉君(経営3)です。野倉君は「国を守る仕事がしたい」との思いから予備自衛官の審査に合格して、特別職国家公務員(非常勤)として7月から自衛隊で勤務するとの事。その経緯や仕事の内容などを伺いました。
 自衛官に興味を持ったきっかけを尋ねると「曽祖父が日本海軍の軍人で、小さい頃、祖父によく話を聞かされていた事がきっかけです」と。その後、小学生の時には、自衛隊基地を一般の人に開放するオープンベースというイベントに参加して、さらに身近に感じ、中学に入る頃には「海上自衛隊に入り、国を守りたい」と考えるようになったそうです。
 予備自衛官の立場や仕事については「正確な立場は『予備自衛官補』です。学生や社会人が将来自衛官になる為のアルバイトのようなものです。仕事は自衛官になるための訓練で、20キロの行軍練習、野営、射撃などです」と。2年間で50日間(5日×10回)の訓練を無事終了すると予備自衛官になれるとの事でした。
 自衛官を目指す為に、日頃から大切にしていることを尋ねると「自衛隊は縦社会で厳しい規律があり様々な責任がのしかかります。それに負けないように、今から自分を厳しく律したいと思い、いつも何があっても『どうしてそうなったのか?』『少なからず自分に落ち度があったのではないか?』と考えるように意識しています」と言葉を一つずつ丁寧に紡ぎながら話してくれました。
 残りの大学生活でやりたいことは「卒業するまでに『予備自衛官』になっておきたい」との事。最後に将来の目標を尋ねると「長年の夢である海上自衛官になり、曾祖父のように護衛艦に乗艦したい」と決意の込められた強い眼差しで伝えてくれました。
 初対面で顔を合わせるなり、真っ直ぐに相手を見る目と姿勢の美しさ、また会話する最中の落ち着きのある態度が印象に残りました。その姿から、国を守る人として、何事にも動じず冷静に対処しようとする様子が感じられました。心と身体は切っても切り離せません。常に気持ちを整え、落ち着きと緊張感を保つためには、腰を立て、背筋を伸ばした姿勢が不可欠です。日々意識して心を強くしたいものです。#学術

取材後記:クイズです!艦内の狭い通路で敬礼を行うためにちょうどよい腕の角度は?
はい、今思わず一人で敬礼してしまったあなた…いいよ~恥ずかしくないよ~。(いまづ)

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