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第127回 ようこそ学長室へ
~ 理念の具現化一歩ずつ ~

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福井学長様(中央)、坂田様

 1年の中で最も過ごしやすいと言われる季節になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は文京学院大学の福井勉学長と社会連携推進室長の坂田淳さんです。文京学院大学は建学の精神「自立と共生」、校訓「誠実」「勤勉」「仁愛」を掲げ、東京都文京区に本郷キャンパス、埼玉県ふじみ野市にふじみ野キャンパスを構え、外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部、大学院を擁する中規模私立大学です。本学とは2017年に大学間連携協定を締結して、これまで五街道ウオーク、中津川リレーマラソン、おいでん祭、地域連携、IR研修会等で学生や教職員の交流を重ねてきました。今年度、新学長にご就任されたことから、遠路はるばるお越し下さいました。
 まず、教育改革等の現状について伺うと「中長期計画立案に向けて、七つワーキンググループを作って取り組んできました。トップダウンではなく、ボトムアップの形で進んで手を挙げてくれた教職員40名程が、入試、教育、キャリア、財務、DX、研究、地域貢献に分かれ、1年かけて答申をまとめてくれました」との事。「内容は入試、教育、キャリアの部分で独自教育の在り方を見直したいという共通点がありました」との事でした。その後、教学面では「学習成果の可視化による教学マネジメントが課題」という点でお互い意見が一致し、IR活動、評価の在り方、大学間連携科目に話題が広がりました。
 また、福井先生ご自身、豊かなコミュニケーション力とアイデアを駆使しながら、率先して行動されており、例えば「学生最後の授業を一生の思い出に」と考え、入学時から卒業までの写真の投影や両親からの手紙を合わせた行事の企画、ランチミーティング交流会、全教職員との面談の実施等、他者の意見を受け止めながら、現状に満足せずに教育改革を推進する姿勢が印象に残りました。
最後に、文京学院の学風について伺うと「学生と教職員の距離が近いことです」と本学同様の言葉が返ってきました。「課題は山積していますが、少しずつ理想に近づくべく努力を継続していきたい」との事でした。
 1924年島田裁縫伝習所の開学を起源とする文京学院は、令和6年に100周年を迎えられます。一つの組織が100年継続するのは並大抵なことではなく、様々な要素が必要です。取材を通じて垣間見えたのは、学生ファーストの姿勢、教職員個々を尊重する姿勢、変化に即応するチャレンジ精神です。これは福井学長の姿勢から感じ取られたものでした。建学の精神、校訓を自ら体現しようとする姿、私学人として見習いたいと思います。#真剣味

取材後記:ドラえもんの4次元ポケットの如く様々な道具(アイデア)が飛び出す福井先生。企画のBGMとしてご自身でピアノ演奏をされたこともあったという粋な一面も。(いまづ)

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