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第131回 ようこそ学長室へ
~ Vamos!コミュニケーション ~

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お酒には目がない西村さんと

 立冬とは思えないほどの暖かい日が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、東海地区中心にフリーアナウンサーとしてご活躍中の西村知穂さんです。講演会がご縁となり、今年度からプレゼン大会の出場者に対する指導や特別審査員をお願いし、快くお引き受け下さいました。いつ、どこで、誰と会っても周囲を明るく元気にしてくれる西村さんに、幼少期からこれまでのお話を伺いました。
 三重県志摩市で育った子どもの頃の様子を伺うと「家で犬や猫を飼っていて獣医になることが夢でした。人前に出るのが恥ずかしい真面目な子どもでした」と意外な答えが返ってきました。印象に残ったのは「父がとにかくダジャレ好きで、そこら中の物を使ってダジャレを連発していました。いつの間にかダジャレで会話をすることが普通になっていて、家が笑いにあふれていました」という事です。西村さんの明るさと機知に富んだ言葉のやり取りは、ここに原点があると感じました。
 学生時代は「地元の商業高校を卒業後、愛知県の短大に入学しました。バブルの終わり頃で、ピンクのスーツを身にまとい友達と栄の街を闊歩していた時に取材を受け、『今どきの女子大生代表』としてテレビ番組に出演するようになりました」との事。卒業時「銀行に就職が決まっていたのですがリポーターやタレントとしての仕事がしたい」と両親に打ち明けると「父が『夢を諦めるな!成功するまで帰ってくるな!』と背中を押してくれて、今につながりました」との事でした。
 その後、ナレーター事務所でアナウンスの勉強を徹底的に取り組んだそうで、当時を振り返り「方言もあり、声も発声も全然ダメだったのでいつも落ちこぼれでした。とにかく元気だけが取り柄で、色々な人との出会いが自分をここまで引っ張り上げてくれました。言い換えれば、コミュニケーションで仕事を掴んでいった感じです」と。
 今後の目標は「人前で話すことや伝えること等、これまで積み重ねてきた私にしかできないことで社会のためになりたい」との事。学生達には「継続したら必ず形になり、間違いなく良い事が待っているので、恐れずにチャレンジして欲しい。私にだって出来たんだから!」と笑顔で力強いメッセージを伝えてくれました。
 いつも前向きで、ネガティブな言動など微塵も感じさせない西村さん。取材の最後に「こんな私でも枕を濡らすこともあるんですよ」と冗談交じりにおっしゃっていました。暗闇の中ほど一筋の明かりがはっきり見えるように、まばゆいばかりの明るさの裏には、涙に暮れるほどの苦労があったにちがいありません。暗闇を突き抜けた強さがあるから、人の心を照らすダイナモになれるんですね。#真剣味

取材後記:暑さにも強く、太陽に向かって輝くエネルギッシュな花といえば…西村さん!
と答えたくなるようなヒマワリのような方でございます。今日ヒマ?ワリとね。(いまづ)

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