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第139回 ようこそ学長室へ
~ 連携プレーのレシピ~

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スープを混ぜております!左から私、神さん(向陽台)、丸山さん(恵那農業)

 木枯らしの冷たさが身に染みる季節となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、給食管理実習の学びを通じて、多くの教職員や学生に食事を作って提供している神友美さん、丸山耕平くん(健康栄養1)の2名です。栄養士の現場さながら、一度に100名以上の大量調理を行う実習から感じる様々な思いを伺いました。
 まず、この科目を取り組んでいる感想を尋ねると「学生や教職員の皆さんに実際に食事を提供して、美味しそうに食べてくれる様子や「ありがとう」の声が聞けてやり甲斐を感じています。(神)「木曜日の午後から事前準備に入り、グループも毎回変わるので色んな子と友達になれて楽しく取り組めています」(丸山)との事。
 苦労していることは「100人を超える人の食事を一度に作るのは初めてなので、食材の温度管理や数合わせ、調理器具の使い方などに戸惑うことも多いです。講義で聞いているよりも実際にやるのはかなり大変です」(神)「金曜日の朝の登校が早くて、朝が苦手な自分は辛いです。前日に工程が割り振られ、当日は臨機応変に処理しながら円滑に進めなければならず苦労しています」(丸山)との事でした。
 集団調理する上でのチームワークは「『何かできることない?』『こうした方がいいんじゃない?』『包丁通ります、熱い鍋、通ります』等、声出しをしながら協力しています」(神)「3回の実習の中で毎回役割が変わるので、先生に聞くよりも仲間で教え合いながら効率よくできています」(丸山)との事。お互いが尊重し合い、チームワークよく調理を進めていることが伝わりました。
 入学からこれまでの学生生活を振り返って「自分でレシピを考えお店を出してキッシュ、クッキー、かぼちゃのポトフ等を完売できました。やりたかった事が実現できています」(神)「自分の興味がある色んな科目を学べて新鮮な毎日を過ごしています」(丸山)と2人とも充実した表情で話してくれました。
 最後に今後の進路を尋ねると「食べてくれる人の笑顔や感謝の気持ちをもらえる調理人を目指しています」(神)「食の関することと子どもが好きなので、両者と関われる栄養教諭になりたいと思っています」(丸山)との事でした。
 取材を通じて、質問に対してハキハキと的確に答える姿を頼もしく感じました。調理工程では計画通りに進むことばかりでなく、臨機応変な指示や声掛けが必要です。受け答えの姿は、栄養士の実践で培った対応力が身に付いていることを表しています。学生の成長とチーム力が結集した料理。感謝の思いを込めて「いただきまーす!」#真剣味

取材後記:12/22をもって終了となる給食実習。おいしいものを口にすると心も体も満たされ元気になれる。これまでそんな魔法の特効薬をありがとうございました!(いまづ)

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