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第165回 ようこそ学長室へ
~ 一人一人がモチベーター ~  

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左から、中村さん(伊那西)、大沼さん(和歌山北)、具志堅さん(糸満)とCポーズ。※( )内は出身校

 今年は空梅雨気味で暑い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、郡上ランニングクリニック(6・22)で小学生から高校生までの約30名の指導にあたった、女子陸上競技部の具志堅佑奈さん(経4)、大沼はるなさん、中村柚音(経3)さんです。ランニングの基本動作の習得、競技力向上の為のトレーニング及び理論の理解を目標としたクリニックで活躍した皆さんに感想等を伺いました。
 スケジュールは「ストレッチ、動きつくり、ゲーム感覚のボールを使ったトレーニング、ペース走及びインターバル走、講話の順で行われました」(大沼)と。「動きつくり」の内容が理解できなかったので尋ねると「基礎の姿勢や重心の移動の仕方などを教え、関節の可動域を動かす準備運動をします。野球で言うとキャッチボールみたいなもんです」(大沼)と。「ペース走」についても「1キロ4分、4分20秒、4分40秒ペースの3グループに分け、トラックを6周(中・高)・4周(小)走りました」(中村)との事。
 指導する時に注意したことは「みんな緊張している様子だったので自分が楽しむことを考えて、明るく声をかけながらストレッチしました」(具志堅)「自分から声を出してテンションを上げて、楽しんでもらおうと思いました。途中『めっちゃいいやん』『やったことある?』と声を掛けながら、一人ひとりを見守ることを意識しました」(大沼)「やらされている練習ではなく、『走ることは楽しい』と思ってもらえるように、自分の身体と相談しながら、答えを出せるように工夫しました」(中村)との事。それぞれ参加者の様子をよく把握しながら、状況に合わせて指導していることに感心しました。
 今回の経験から気づいた点は「初めて指導してみて、いつも教えて下さる方々に対して感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。また全員で協力して『良い会にしよう』という姿勢があり、改めてチームの強みを確認できました」(具志堅)「純粋に『速くなりたい』『走ることを楽しむ』という最初の気持ちを忘れていました。一からやり直すきっかけになりました」(大沼)「楽しく和やかな雰囲気を作ることの大切さを感じました」(中村)とそれぞれ充実した表情で話してくれました。
 最後に、今後の陸上競技に活かせる点を尋ねると「今回の取り組みのように、誰一人欠けることなく、全員で良い雰囲気を作ることです」と、3人揃って伝えてくれました。
 教えることは自分自身を知ることに繋がります。期せずして皆「チームの雰囲気の大切さ」に気づいたことが、今後の飛躍を予感させます。「雰囲気」は習慣と環境によって徐々に作られるもので一朝一夕に作られるものではありません。日々高みを目指して努力し、いっそう磨きをかけよう。#スポーツ

取材後記:自分のことを一言で表すと「根性!」「人のために動ける!」「返す!恩返し」とい う小気味よい答えが返ってきた。
元気ハツラツ中京学院C!(いまづ)

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