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第158回 ようこそ学長室へ
~ 自分を信じて揺るぎなく ~

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左から、長尾さん(日本航空)、和田さん(福井工業大学附属福井)、
森さん(箕島)、耳塚さん(松商学園) ※( )内は出身校

 草葉の緑が目に眩しい季節となりました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。さて今回のお客様は、第60回東日本大学空手道選手権大会 女子団体組手3位(日本武道館R6・5・5)入賞を果たした経営学部3年、女子空手道部の森 聖さん、長尾 光紗さん、和田 愛理さん、耳塚 夢叶さんです。北海道、東北、関東、北信越、東海地区から35校が参加してトーナメント戦で競うこの大会。3人1チーム、各試合ポイント制で勝敗が決定します。1回戦国際武道、2回戦山梨学院、準々決勝慶応義塾をいずれも2対1の僅差で退け、準決勝明海戦に臨み、先鋒の森は勝利したものの、長尾、和田は接戦の末に敗れ、惜しくも決勝進出を逃しました。過去最高成績を残した皆さんに試合後の感想や今後の抱負などを伺いました。
 試合を振り返って勝因を尋ねると「後ろの選手を信じて先鋒として余分なプレッシャーを背負うことなくできました」(森)「中堅は勝つか引き分けが求められますが、全員が大きい声で応援してくれて楽しくできました」(長尾)「大将は勝負を決める立場なので緊張しましたが、アドバイスのお陰で落ち着いてできました」(和田)との事。マネージャーの耳塚さんは「記録員として2階席から応援しましたが、サポートメンバーと保護者が一体になり、どのチームよりも盛り上がった応援でした」とそれぞれ、自分の役割の中で懸命に戦っていたことが伝わりました。
 試合前の練習では「1週間前の東海春季大会で入賞できずに最悪の結果でした。そこからの気持ちを切り替えが良かったと思います」(森)「東海の試合で審判の旗が思うように上がらず、そこに気持ちが左右されていました。同じ失敗をしないようにメンタル面を強化しました」(長尾・和田)との事。失敗を糧にして気持ちを切り替えて取り組んできたことが分かりました。今後の抱負は「11月の全日本学生空手道選手権大会で日本一になることです」と全員が宣言してくれました。日本一への課題は「心技体の向上は勿論ですが、選手、サポート関係なく全員が日本一になりたいと強く思うこと」(森)「調子に波があるのでメンタルや状況を判断する力を鍛えること」(長尾)「プレッシャーを背負っても勝ち切れるように強い気持ちを作ること」(和田)「マネージャーとして選手に負担をかけないように、練習の準備などに率先して動くこと」(耳塚)との事でした。
 今回の取材を通じて、自分ではどうすることもできないことに(審判の判定)一喜一憂するのではなく、自分ができる事に集中して取り組むことで本来の力が出せたのだと感じました。日常生活でも同様に、不可抗力の事象に心を奪われるとベストを尽くせず悔いが残ります。絶えず眼前の事柄に集中して、自分軸で生きることを大切にしたいですね。#スポーツ

取材後記:選手達が心置きなく試合に臨み、最高のパフォーマンスを発揮できるよう支える。目立たないけどとても重要な存在。
それがマネージャー=裏方のボス!(いまづ)

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