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第173回 ようこそ学長室へ
~ 先輩を手本に 第二章のはじまり ~

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力強いガッツポーズで、左から和田監督、西村さんと(千葉敬愛)
※( )内は出身校

 秋の訪れを少しずつ感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、10月上旬にインドネシアで開催されるソフトボールマカッサルオープンの大学日本代表チームに選出された、西村太良君(経営1)と男子ソフトボール部の和田監督です。東海大会での活躍が目に留まり、全国から15名選ばれる代表に1年生ながら唯一選出された西村君(投手)と監督にお話を伺いました。
 学長室に入ってきた西村君は、180センチ超の長身で日焼けした笑顔が印象的な好青年でした。選考基準を監督に伺うと「投手は平均球速110キロ以上、ライズボール、ドロップボール、チェンジアップを投げられることです」と。西村君にプレーの特徴を尋ねると「ライズボール(浮きあがるボール)を中心に力で押すタイプの投手です。低めからのローライズには特に自信があります」との事。監督からは「本人が話したことに加えて、怖がることなくインコースやアウトコースに投げ分けられること」との事でした。
 東海大会の自己評価は「初日の試合は体力にも余裕があり、自分らしくプレ―出来ました。2日目になって疲れて握力がなくなり、コントロールも定まりませんでした。スタミナ不足の克服が今後の課題です」と冷静に自己分析をしてくれました。監督からは「高校から大学になるとボールの素材がゴムから皮に変わり硬くなるので、今までより握力や脚力などが必要になります。力で押すタイプの投手なので、体力を付けて力まずに投げられるようになるとさらに良くなる」との事でした。
 本学入学の理由は「将来、社会人でもソフトボールを続けたいと考え、実業団でも活躍された和田監督の下でやりたいと思いました」と。入学して半年の感想は「東海リーグには全国でも強く、ライバルとなる大学が多いので、自己を高められる良い環境だと感じています」と充実した表情で話してくれました。選考された時の気持ちは「1年生なので選ばれると思っていませんでした。とても嬉しく感じました」との事でした。
 最後に大会での抱負を尋ねると「ピンチの場面でも力強く行けるのが強みなので、そこを前面に出しながら精一杯プレーして、アジアの選手の良い所を吸収したいと思います」との事。監督から期待することは「今回の経験を通じて他の選手から多くのものを吸収して成長して欲しい。またチームにも還元して欲しい」との事でした。
 西村君との取材を通じて、昨年度卒業した神尾拓真君(同じ千葉敬愛高校出身)とのご縁に感謝すると同時に、二人に共通するスポーツマンシップを感じました。それはプレーを通じて自分を見つめ、自分を知り、自分で考え、自分が変化する楽しさを追求している点です。すなわちスポーツに取り組む意味を理解しているのです。自己と対峙する楽しさに裏打ちされた真剣味あふれるプレーに期待しています。♯スポーツ

取材後記:出身高校の先生、和田監督、神尾さん…№80のテーマそのままが目の前でつながった。第一章が気になる方は№80&59へいってらっしゃーい。(いまづ)

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