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第171回 ようこそ学長室へ
~ 未来につながる礎作り ~

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左から、有賀さん(坂下)、今井さん(中京)、尾関さん(中京)
※( )内は出身校

 残暑がいっそう身にこたえる日々が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、ボランティア活動で坂下診療所に行き、小学生と交流を深めた有賀柚葉さん、今井祐奈さん、尾関薫奈さん(看護2)です。当日(7・28)は医療系の仕事を目指す6年生約30名が集まり、1グループ5、6名に大学生が2、3人付き、介護士、看護師、医師、検査士、薬剤師等のブースを移動しながら体験学習のサポートをしたそうです。活動に参加した動機や印象に残った事など尋ねました。
 まず、参加のきっかけを尋ねると、皆、古田先生に声を掛けていただいたことが始まりで、その上で「坂下地区出身で、地元の活動だったので参加しました」(有賀)「ボランティアでイベントの手伝いをした経験があり、新たな学びになると思い参加しました」(今井)「看護師以外の医療に関するブースがあり、勉強になると思いました」(尾関)との事。参加の目的は「知らない人と関わり、様々な経験を通じてコミュニケーション力を高めること」(有賀)「学内で学んだことを学外で活かすこと。今回は学外の人に血圧測定することができました」(今井)「医療に関連する業種の内容を知り、学びの幅を広げること」(尾関)とそれぞれ明確な目的を持って参加していることが分かりました。
 特に印象に残ったのは「『将来は何を目指すの?』と聞くと『医者になりたい』とはっきり目標を言う子がいたこと」(有賀)「血圧測定をして、緊張したけど上手くできたこと」(今井)「高齢者体験をした時、小学生なのに『介護士を目指している』と具体的な目標を決めている子がいたこと」(尾関)と日頃は感じられない様々な思いを抱いていました。
 看護師を目指した動機は「高校の介護実習で、薬剤や褥瘡の処置は看護師でなければ出来ないと知り、より高齢者に寄り添いたいと思ったこと」(有賀)「中3の職場体験で看護師として働く母の姿に憧れたこと」(今井)「部活中に体調が悪くなった友達に対応する看護師の姿に感心したこと」(尾関)と。最後に理想の看護師像を尋ねると「臨機応変に対処することができ、患者さんに信頼される看護師」(有賀)「看護師資格取得後、高齢出産や不妊治療、双生児の出産など、妊婦のケアができる助産師」(今井)「患者さんに寄り添えるコミュニケーション力のある看護師」(尾関)との事でした。
 今回の取材を通じて、医療従事者を目指す人として、学生の自覚の深まりを感じました。どんな職業でも、現場では様々な悩みやストレスが降りかかります。そんな時、真に自分のやりたい仕事であれば、幸せを感じ、前向きに捉えて成長につなげられるはずです。主体的な活動の中でこそ、自己の思いを固める多くの要素を手に入れることができます。一つひとつ経験を積み重ね、将来への決意を揺るぎないものとして欲しいものです。#真剣味

取材後記:血圧測定と言えば、その昔、小学校の国語の教科書に「ぴく ぴく うごいちょうぞ うごいちょうぞ」という脈の詩があったような…。ご存じの方はご一報を!(いまづ)

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