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第159回 ようこそ学長室へ
~ 本気のスイッチ楽しみながら ~ 

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左から、諸見里さん(普天間)、
長谷川さん、武藤さん、西尾さん(3名 東濃実業)※( )内は出身校

 日中、汗ばむ日も増えて参りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、スクールバスの安全運行を願って千羽鶴をプレゼントしてくれた、保育科2年生の武藤心さん、西尾美南さん、長谷川遥音さん、諸見里若奈さんです。片道1時間の乗車時間を活用して、昨年11月から半年かけ、本日(5・27)完成したばかりの鶴を手に学長室を訪れてくれました。これまでの経緯や折り鶴に込めた思い等、伺いました。
 取り組みのきっかけを尋ねると「運転手の水野さんからガムをいただき、その包装紙が折り紙用だったことがきっかけです」(諸見里)「最初は安全第一と書いた紙の周囲や窓際に鶴を置くだけでした」(武藤)「途中で運転手さんに折り紙をいただき、千羽鶴に本格的に取り組むことになりました」(諸見里)との事。
 折り鶴に取り組んできた思いは「皆の楽しそうな姿を見てやろうと思いました。4月に運転手さんが入院して、頑張れ!と言う思いも込めて折りました」(西尾)「皆で一緒の目標を目指していたので楽しく達成感がありました」(長谷川)「最初は遊びでしたが頑張って良かったです。クラブの遠征でも使うバスなので、学生へのエールも込めて折りました」(武藤)「最初は暇つぶしでしたが、山道や細い道も安全に通行できるように願いを込めました。誰かがこれを見て嬉しい気持ちになって欲しいです」(諸見里)とそれぞれ他者への温かい気持ちが込められていました。
 運転手さんへのメッセージをお願いすると「これからも安全運転で頑張って下さい」(西尾)「私たちが卒業してもいつまでも安全第一でお願いします」(長谷川)「安全第一で健康にも気を付けて!」(武藤)「安全第一!これからも宜しくお願いします。ありがとうございます!」と明るく願いを込めて伝えてくれました。
 最後に今後の目標を尋ねると「児童館の職員になり色んな子どもたちと関わりたい」(西尾)「地元に就職して一人ひとりに寄り添い、その子に合った支援ができる保育士になりたい」(長谷川)「保育園か児童養護施設で子どもに寄り添う保育をしたい」(武藤)「こども園でこどもを第一に考える保育をしたい」(諸見里)とそれぞれ夢を語ってくれました。
 今回の取材を通じて、心にゆとりを持つことの大切さを感じました。遊び心で始めた折り鶴が、いつの間にか思いを込めた千羽鶴になりました。創立者安達壽雄先生の「何事も真剣に必死にやりなさい。でも心を張りつめてばかりだと続かないので、遊び心も必要なんです。これが真剣に敢えて味を付けた意味でもあるんです」というお話を思い出しました。日々の喧騒の中、心に幾ばくかのゆとりを持つことを忘れずいたいものです。
#真剣味

取材後記:機を織る姿を見られ飛び去ってしまった鶴。紙を折る姿を見られても動じなかった彼女達。
「の」と「で」で異なるストーリー。「鶴で恩返し」絶賛公開中!(いまづ)

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