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第180回 ようこそ学長室へ
~ 学びの花が開いた日 ~

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左から、佐村さん(中京)、久高さん(北中城)、今西さん(向陽台)と。
※( )内は出身校

 秋も深まり、朝晩はすっかり肌寒くなって参りました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、第6回おいしい!東濃!地元野菜料理コンテスト(6・10・5)で、上位入賞を果たした、短期大学部健康栄養学科2年の最優秀賞、久高明日莉さん(お野菜のカフェ・ド・パリ風ハンバーグ)、優秀賞、佐村果歩さん(野菜鶏ハムのトマトジュレソース)、デザイン賞、今西遥さん(栄養たっぷりカラフル野菜団子)の皆さんです。コンテスト当日は、制限時間1時間で、応募総数70チーム91名から、1次の書類審査を通過して2次審査に進んだ9チームが、それぞれ野菜摂取量を高める工夫がされた料理を作りました。入賞するまでの経緯や今後の目標等を伺いました。
 初めに感想を尋ねると「去年も参加して入賞することができなかったので、今年は優勝を狙いたいと思いました。最初は茄子の料理を考えていたのですが、うまく行かずに1から考え直しました」(久高)「たくさん応募した人の中から選ばれて光栄に思い、5回試作を繰り返しました。優勝できなかったので少し悔しいです」(佐村)「選ばれると思っていなかったので驚きました。彩りを鮮やかにしたり、団子の中に野菜を混ぜたり工夫しました」(今西)と。繰り返し納得いくまで努力したことが分かりました。
 特に苦労した点は「ハンバーグに高さを出した分、焼く時間がかかり、制限時間の中で火加減を調整すること」(久高)「鶏ハムをラップにくるんでゆでて形を作ることやトマトジュレソースの柔らかさ」(佐村)「団子を初めから作ることやペーストを色鮮やかにすること」(今西)と。コンテストで活かされた学科の学びは「時間管理、レシピや献立作成、味付けの工夫」と皆そろって答えてくれました。
 最後に進路も含めて今後の抱負を尋ねると「調理師か製菓衛生士として働きたい。おしゃれな盛り付けや料理をして喜ばれたい」(久高)「調理師か栄養士かどちらに進むか迷っていますが、最終的には自分で納得して決めたい。また家族においしい料理を作って喜んでもらいたい」(佐村)「調理師、製菓衛生士で探してますが、イタリア料理の方に進んでパスタやケーキなどおいしいものを作りたい」(今西)との事でした。
 実は私自身、審査員としてコンテストに参加して、3人の料理を試食させてもらいました。お世辞抜きでどの料理も、目で味わい、食べて味わい、会話で味わい、他の審査員とのつながりをも作る素晴らしいものでした。「味わう」には、深く感じ、物事の本質に迫るという意味があります。やはり「食べることは生きること!」ですね。#学術

取材後記:美味しそうな料理の写真を前にお話を聴いているだけでお腹がグウ…。58年という学科の尊い歴史への「ありがとう」に相応しい賞の総ナメ、トレビアーン!(いまづ)

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