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第175回 ようこそ学長室へ
~ 出会い深まるオープンマインド ~

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 9月も半ばを過ぎ、ようやく秋めいてまいりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、第3回プレゼンテーション大会「彩イロドリ」大学生の部で上位入賞した、テーマ「究極の二択」優勝、佐藤響くん(経営1)、「なぜ日本人は英語の勉強ができるのに、実際に話すことはできないのか」第2位、森和暉くん(経営1)、「どうぶつのおしりは、なぜ癒し効果があるのか」第3位、西山桃奈さん(保育1)です。
 多様性の理解を最大の目標に置き、そのベースとなる表現力や傾聴力の向上を目指して行われるこの大会は、今年から地元の坂下高校、中津商業高校、土岐紅陵高校の皆さんも特別プログラムを受講して、各校から選ばれた代表8名が高校の部に参加しました。大学生の部は経営、看護、保育の3学科から選ばれた8名が参加し、計16名で行われました。また午前、午後の節目には、本学空手道部の演武、坂下高校ギターマンドリン部の演奏、看護学部、短期大学部学生の手話歌があり、大会に彩りを添えてくれました。
 まず感想を尋ねると「感情をありのままに表現する他の発表を見て、自分とは異なる個性を感じて面白かった」(佐藤)「自分が以前から伝えたいと思っていたことを伝えられて良かった」(森)「自分の好きなことについて思いを込めて、自分の言葉で伝えられる楽しさを初めて実感できた」(西山)と。自己採点をしてもらうと「10点満点の6、7点です。練習不足でやりたいと思っていたいくつかのことが出来なかった」(佐藤)「7、8点ですかね。伝えることはできたのですが、レジュメの作り方、説得力のある裏づけ等、緻密な部分が不足していた」(森)「6点です。時間配分がうまくできずに制限時間を過ぎてしまい残念だった」(西山)と。今後の目標については「オープンキャンパススタッフとして伝える力を磨き、多くの人を巻き込んで誰かに影響を与えられる人になりたい。その為に共感性を高めたい」(佐藤)「将来、起業して独自の道を切り開きたい。その為に伝える力を高めると同時に社会で必要な知識を付けたい」(森)「自分自身が笑顔で楽しく伝えることで、相手からも笑顔や楽しさをもらえる人になりたい。保育士としてもこの姿勢を基本にしたい」(西山)とそれぞれ課題を把握しながら、次の目標を見据えていました。
 今回の取材を通じて、「人は人がいてこそ初めて自分が磨かれる」ことを改めて強く感じました。学生の視点には、他者と比較した自分の姿がいくつも見受けられました。特に高校生の素直で豊かな表現力には圧倒された感があったようです。年齢の上下を問わず、出会えた人は自分に何かを教えてくれる存在だと言えるのではないでしょうか。自己の内に学ぶべきものはなく、外にこそ成長の糧があることを忘れずにいたいものです。#学術

取材後記:ひよこが卵の殻を破って出てみると、そこには多種多様な世界が広がっていたそうな。そこで揉まれているうちに、鮮やかな色鳥(イロドリ)に成長したとさ。(いまづ)

左から、森和暉さん(京都外大西)、佐藤響さん(釧路北陽)

西山さん(中京)

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