グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



第169回 ようこそ学長室へ
~ 夢を味方に たおやかに ~

ホーム  > 大学案内  > ようこそ学長室へ  > 2024年度 記事一覧  > 第169回 ようこそ学長室へ ~ 夢を味方に たおやかに ~

左から、山下さん、
ドゥヌシンハ デーワゲ マリーシャ サミンダ アーリャワンシャさん(スリランカ)、
オンゴー スガルさん(モンゴル)と。

 真夏の夜を彩る花火が、厳しい暑さを忘れさせてくれる今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、セルフプロデュースAの最終講義でクラス代表として学部プレゼン大会に参加した、経営学部1年のマリーシャくん(スリランカ)とスガルさん(モンゴル)、中津川学生支援部、留学生担当の山下大志郎さんです。母国を離れて日本で学ぼうとした動機、入学して約4カ月が経過した現在の心境等を伺いました。
 最初に、来日の理由を尋ねると「子どもの頃から海外で学びたいと思っていました。お姉さんが先に日本で学んでいて、その影響もありました」(マリーシャ)「家族には反対されましたが、将来、自分に何ができ、何ができないのかを知るために来ました。いとこが先に埼玉で留学していたことも理由の一つです」(スガル)と。中津川の印象は「日本に来て二年は博多に住んでいたので、コンビニもあまりない田舎でびっくりしました」(マリーシャ)
 「自然が豊かで暮らしやすく安全な町だと思います」(スガル)との事でした。
本学で学びたいことや将来の目標は「IT関係の知識、技術やドローンに興味があり、将来は航空関係の仕事に就きたいと思います」(マリーシャ)「スポーツに興味があり、将来はスポーツジムの会社を作りたいと思います」(スガル)と二人とも目標を明確に意識しながら過ごしていることが分かりました。
 入学して4カ月、現在の心境は「先生たちが分からない勉強も優しく教えてくれて、この大学にきて良かったと思います」(マリーシャ)「大好きなスポーツも盛んだし、日本人の友達が勉強を教えてくれて助かります」(スガル)との事。最後に、今後の学生生活の目標を尋ねると「日本人の友達をたくさん作ること」と二人で明るく答えてくれました。
 職員の山下さんに留学生の印象を伺うと「礼儀正しく、日本人よりも日本人らしいかもしれません。素直で愛嬌があってとてもかわいいです」と笑顔で答えてくれました。接する時、心がけているのは「顔と名前を一致させ、ファーストネームで呼ぶことです。また、学内で会ったら挨拶プラスα『元気?』等の声掛けをして、彼らが安心して学生生活を過ごせるように、進んでコミュニケーションを取りたいと思います」と留学生を温かく見守る気持ちが伝わってきました。
 学部プレゼン大会で、母国の「挨拶」と「お祭り」を題材にした二人の発表は、言葉のたどたどしさがあったものの、真っ直ぐに思いが伝わる内容でした。また取材中には随所で来日の強い決意を感じました。「心の之く所、之を志と謂ふ」という一節があり、この「之く(ゆく)」は、「目標目指して真っ直ぐに進むこと」を意味します。留学生の「志」を正面から受け止め、叶えられる大学であり続けたい。#真剣味

取材後記:誰でも名前を覚えてもらえることは嬉しく、留学生ならなおのこと。さらに山下さんは志ある学生を嗅ぎ分けることが得意にちがいない。大志郎だけに…。(いまづ)

大学案内