朝夕は暖房が欠かせない毎日になってきましたが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、保育科准教授の近江秀崇先生です。先生は令和5年度から坂下高校(高大連携協定校)のギター・マンドリン部を特別活動支援員として指導されています。そのクラブが第42回岐阜県高等学校ギター・マンドリン、邦楽コンクール(11・9)で、実に18年ぶりに最優秀賞に輝き、東海大会への出場権を得ることができたと報告がありました。指導者としての思いやコンクールで得たもの等、お話を伺いました。
初めに指導に至った経緯を伺うと「この十年間、ピアノの授業で保育コースの生徒さんを教えてきました。授業で学校に伺った時、ギター・マンドリン部の顧問の先生がご勇退されて新たな人を探しているとの話を聞き、『ギターやマンドリンは弾けないけどいいですか?』と自分から申し出たのがきっかけです」と。顧問に魅力を感じた理由は「指導者によって音楽の質が劇的に変わるのを今までの経験から知っていましたので、以前から生徒達と音楽を作り上げる経験をしたいと思っていました。自分がどれだけできるか試してみたかったんです」との事でした。
指導を通じて感じたことは「最初は自分が弾けないので引け目を感じながら指導していたのですが、取り組んでいくうちに感じる部分がたくさんあって、『こうしたら、ああしたら』と次々に考えが浮かび、いつの間にか遠慮せず、夢中になって指導していました。生徒達も素直で良い子ばかりなんです」とにこやかに伝えて下さいました。
最優秀賞受賞について振り返っていただくと「昨年は指揮者を付けずに4位だったので、去年のリベンジも兼ねて、今年は自分が指揮をしてまとめようと思いました」と。「当日は5校中の4番目の演奏で、直前まで必死に練習していて他校の演奏は全く聴いておらず、意識する余裕もありませんでした。最後は、『自分のやれることをやるしかない』という思いだけでした」と。目の前のことに集中して取り組んでいる様子が伝わってきました。入賞の要因は「生徒たちが本当に上手に弾いてくれました。練習から聞こえないような小さな音、細部までこだわりを持って取り組むことを指導してきて良かったです。音楽で人の役に立てて本当に嬉しいです」との事でした。
最後に今後の目標を伺うと「来年7月に大阪府で開催される全国大会で優良賞以上を取ることを目指しています」と明るく笑顔で伝えて下さいました。
今回の取材を通じて、細部をおろそかにせず積み重ねることの大切さを痛感しました。「神は細部に宿る」「真実は細部に宿る」という言葉があります。気づかないような小さな音、はっきり見えないような一瞬の手の運び、他者の心の琴線にふれるさりげない行動など至る所に細部があります。細部に思いを致してさらに素晴らしいハーモニーを!#学術
取材後記:先生にとって音楽とは「人の心を動かす力になるもの」。作曲者の意図を汲みつつ、豊かな感性と内に秘めた情熱で生徒達を虜にするジェントルマン♪Brabo!(いまづ)
初めに指導に至った経緯を伺うと「この十年間、ピアノの授業で保育コースの生徒さんを教えてきました。授業で学校に伺った時、ギター・マンドリン部の顧問の先生がご勇退されて新たな人を探しているとの話を聞き、『ギターやマンドリンは弾けないけどいいですか?』と自分から申し出たのがきっかけです」と。顧問に魅力を感じた理由は「指導者によって音楽の質が劇的に変わるのを今までの経験から知っていましたので、以前から生徒達と音楽を作り上げる経験をしたいと思っていました。自分がどれだけできるか試してみたかったんです」との事でした。
指導を通じて感じたことは「最初は自分が弾けないので引け目を感じながら指導していたのですが、取り組んでいくうちに感じる部分がたくさんあって、『こうしたら、ああしたら』と次々に考えが浮かび、いつの間にか遠慮せず、夢中になって指導していました。生徒達も素直で良い子ばかりなんです」とにこやかに伝えて下さいました。
最優秀賞受賞について振り返っていただくと「昨年は指揮者を付けずに4位だったので、去年のリベンジも兼ねて、今年は自分が指揮をしてまとめようと思いました」と。「当日は5校中の4番目の演奏で、直前まで必死に練習していて他校の演奏は全く聴いておらず、意識する余裕もありませんでした。最後は、『自分のやれることをやるしかない』という思いだけでした」と。目の前のことに集中して取り組んでいる様子が伝わってきました。入賞の要因は「生徒たちが本当に上手に弾いてくれました。練習から聞こえないような小さな音、細部までこだわりを持って取り組むことを指導してきて良かったです。音楽で人の役に立てて本当に嬉しいです」との事でした。
最後に今後の目標を伺うと「来年7月に大阪府で開催される全国大会で優良賞以上を取ることを目指しています」と明るく笑顔で伝えて下さいました。
今回の取材を通じて、細部をおろそかにせず積み重ねることの大切さを痛感しました。「神は細部に宿る」「真実は細部に宿る」という言葉があります。気づかないような小さな音、はっきり見えないような一瞬の手の運び、他者の心の琴線にふれるさりげない行動など至る所に細部があります。細部に思いを致してさらに素晴らしいハーモニーを!#学術
取材後記:先生にとって音楽とは「人の心を動かす力になるもの」。作曲者の意図を汲みつつ、豊かな感性と内に秘めた情熱で生徒達を虜にするジェントルマン♪Brabo!(いまづ)
ロマンツァとボレロ「雪」ラヴィトラーノ作曲の楽譜・マンドリンと共に
近江先生と
最優秀賞の坂下高校ギター・マンドリン部の皆さんと