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第186回 ようこそ学長室へ
~ いつでも気高く朗らかに ~  

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 冬の足音がすぐそこまで聞こえる季節になりました。皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、第9回満天星・花の木祭、テーマ「宴」を盛り上げたステージ部門で、母国に伝わる見事なダンスを披露してくれたライレヌカさん(ネパール出身・経営4)とマリーシアくん(スリランカ出身・経営1)のお二人です。ダンスを始めたきっかけ、踊りに込められた意味等を尋ねました。
 まず、ダンスを始めたきっかけを尋ねると「ネパールは老若男女、歌や踊りを好きな人が多く、自然に私も6歳ぐらいから歌ったり踊ったりしていました。学校では週に一度ダンスの授業があり、みんなで踊っていました」(ライ)「高校の部活でスリランカの伝統的なダンスをするクラブがあり、みんな楽しそうにやっていたので興味を持ちました」(マリーシア)との事。マリーシアくんは、高校時代の大会で全国優勝したチームのリーダーであることも教えてくれました。また、来年7月には母国でコンサートをすること、8月には4年に1度行われる全国大会があり、その出場を目指していることも分かりました。二人のダンスにかける熱い思いが伝わってきました。
 昨年に続いてのステージだったライさんに、踊ろうと思った理由を尋ねると「今年はクマリさんも誘って、二人で一緒にやりたいと思いました」と。初めて踊ってくれたマリーシアくんは「スリランカの留学生の先輩から『踊って欲しい』と言われたのがきっかけです」との事でした。ダンスで伝えたかったことは「私の踊った曲は、今ネパールで一番人気のある人の曲です。好きな人へのときめきやわくわくした気持ち、自分のふるさとの美しい景色や楽しい雰囲気を伝えたいと思いました」(ライ)「私の衣装はスリランカの伝統的なもので、仏陀、神様の姿を表しています。見ている人に『頑張って』という励ましの気持ちを込めました」(マリーシア)と。柔らかな表情で優雅に踊ったライさんと悠然とした雰囲気で力強く踊ったマリーシアくんの姿が目に浮かびました。
 最後にこれからの学生生活の目標を尋ねると「勉強は難しいけど、頑張って卒業したいと思います」(ライ)「卒業した後に日本で働いて経験を積んで、将来は母国に帰りたいと思っています。頑張ります!」(マリーシア)との事でした。
 今回の取材を通じて、母国の民族衣装を身にまとい、堂々と踊りを披露する姿と取材中の終始にこやかなでゆったりした振る舞いから、国に対する誇りと自分への自信が伝わりました。人が真に成長するのは、不安、プレッシャー、孤独等、様々な困難を乗り越えた時ではないでしょうか。国を離れて得た人としての成長と奥行きを感じました。#真剣味

取材後記:ひらめいた!来年のプレゼンテーション大会「彩イロドリ」は、国別ダンスパフォーマンスも取り入れるとより一層華やかで豊かな会になるかも!(いまづ)

左から、ライさん(ネパール)、私、マリーシアさん(スリランカ)と。
※( )出身国

左から、クマリさん(ネパール)、ライさん、マリーシアさん

スリランカのダンス

ネパールのダンス

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