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ようこそ学長室へ257 ~いつも自分に問いかけて~


中垣先生と

ようこそ学長室へ257
~いつも自分に問いかけて~

みどり生える季節ですが、連休の疲れなどはありませんか。さて今回のお客様は、本年度4月に看護学部教授(母性看護学)として着任された中垣明美先生です。名古屋で生まれ、10歳までは広島で過ごされたという先生。小学生の頃は自然豊かな環境の中で過ごし、外遊びが好きで、口数の少ない子どもだったそうです。本学着任までの経緯などを伺いました。

初めに看護師を志したきっかけを伺うと「高校生の時にボランティアで障害児の施設に行ったことが始まりです。その後、障害児保育を学ぼうと短大の保育科へ進みましたが、妊娠中や出産時に障害を持つ子もいることを知り、卒業して看護の道に進みました」と。そして「看護専門学校で看護師、短大専攻科で助産師の資格を取得し、6年間産婦人科の現場で働きました」とのこと。大学教員に惹かれた理由は「現場を経験する中で、一人でできることには限りがありますが、多くの学生を育てれば、同じ思いで取り組む人財が増え課題を克服できます。教育の力を信じたいと思いました」と教員を目指した原点を伝えてくださいました。

本学学生の印象は「進んで挨拶をしてくれる人が多く感心しています。こちらが声を掛ける前にアプローチしてくれて、親しみやすい雰囲気があります」と。学生指導で印象に残っているのは「単位取得が厳しい学生を指導した時、一からやり直しながら丁寧に関わっていくと目に見えて成長してきました。この件から、教育は丁寧に手をかけ、関わることが大切だと強く感じました」と。看護で大切なのは「助産師としてですが、お産は人生の中でも貴重な体験なので、周囲の人の言葉や支援など小さなことでも覚えているものです。だからこそ、その人に良かったと思ってもらえる関わり方ができるように、相手をよく見て意を汲み取ることを大切にしてほしいです」とのこと。

最後に学生たちへのメッセージをお願いすると「命に軽重はないので一人ひとりを大切にして欲しい。そして『もしもあなたが逆の立場だったら、あなたの看護を受けられますか』と常に自分に問いながら取り組んで欲しい」とのことでした。
今回の取材を通じて、一つひとつの言葉を丁寧に紡いでいく先生の姿から、目の前のすべきことを集中して確実に成し遂げる、使命感の強さが伝わりました。それは、他者と勝ち負けや優劣を競うものではなく、常に自己の内面に向けられ厳しく自己を律する姿勢から生まれるものだと思います。まさに真剣味。#学術


取材後記:動物がお好きだという中垣先生。以前はゴールデン・レトリバーを飼われていたのだとか。愛犬と過ごしているときは、心休まる時間になったそうです。(き)

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