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ようこそ学長室へ252 ~多様な物差しで支える教育~


矢野先生と
(手作り教材や、教え子が描いたイラストのTシャツを手に)

ようこそ学長室へ252
~多様な物差しで支える教育~

花散らしの雨が降り、もう行く春を惜しむ頃となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、短期大学部保育科専任講師として4月に着任した矢野良太先生です。心理学を専門とする先生は教育心理学、スポーツ心理学などの科目を短大中心に教えていただきます。本学着任までの経緯を伺いました。

初めに幼少期の様子を伺うと「名古屋市中村区で生まれ育ち、小さい時は虫を取ることが大好きで、蝉やザリガニを捕まえて自然の中を駆け回っていました」と。学生時代は「小中高はサッカー部に所属し、その後、電動車椅子サッカーに惹かれて取り組むようになり、審判資格を取得して全国大会でも笛を吹いています。高校の途中までは楽しさを追い求めるだけの生活でしたが、家庭の経済的な事情で悩んでいた高2の時、担任の先生に中越地震のボランティア活動に誘われ、現地で被災者の姿を目の当たりにして、自己の視野の狭さに気づきました。そして妹が自閉症だったこともあり、特別支援学校の先生になる目標が生まれました」と、様々な事柄にアクティブな姿勢で取り組んできたことが伝わりました。

大学卒業後は「まず中学校の常勤講師として4年間、特別支援学級と社会科の担当をしました。そこで現在、北海道日本ハムファイターズで活躍する水谷瞬選手と出会い、彼から『目標を持てば人は変われる』ことを実感しました」と。その後、「愛知県の教員採用試験に合格し、特別支援学校の教諭として10年間働きました。最初の6年は肢体不自由児を対象とする、残りの4年は知的障害児を対象とする特別支援学校です」と。大学教員を目指したきっかけは「特別支援教育の魅力を伝えて、子どもたちを支える先生・保育士を増やしたい。自分の見方だけでなく、相手の背景を考えて様々な物差しで支えられる人材を増やしたい。自分の経験を活かして挑戦しようと思いました」と熱く伝えてくれました。
学生たちに伝えたいことは「『目標を持てば人は変われる』ということと、経済的に苦労した時期を支えてくれた『不自由を常と思えば不足なし』ということを背中で伝えたい」とのことでした。

今回の取材を通じて、終始、私の目を正面からしっかり見て、一言一言に思いを込めて伝える矢野先生の姿から、誠実な人柄と大学教育の現場に向かう揺るぎない決意を感じました。どれほど尊い仕事でも迷いながら取り組んでいたのでは十分な成果を生み出すことは難しいものです。受け取った強くポジティブなエネルギーを大学全体に循環させたいものです。#真剣味


取材後記:ボランティア活動や遊園地のアルバイト、全国大会の審判、そして大学教員へと、様々な経験をされてきた先生の言葉には説得力と重みがありました。(き)
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