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ようこそ学長室へ107
~ 技に忍ばす思いやり ~

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左から、私、庄子さん(市川)、袴田さん(浜松開誠館)、岡田さん(安芸府中)
※( )内は出身校

 新緑が目に染みる季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は 東海地区大学空手道選手権大会、体重別個人戦(4/23愛知県武道館)で優勝した経営学部3年、袴田翔君(60㎏未満)、庄子凌永君(60㎏~65㎏)、岡田涼雅君(70㎏以上)の3名です。これまでの経緯や大会の振り返り、今後の抱負など伺いました。
 まず、空手を始めたきっかけと思い出を尋ねると「お母さんや姉が空手をやっていて、年少から始めました。小学生の頃には試合にも出て厳しくて嫌でした」(袴田)「姉や兄の影響で小学校1年から始めました。指導者が怖くて仕方なかったです」(庄子)「お母さんの兄弟が空手の先生で小学校3年から始めました。よく泣いていました」(岡田)との事。皆「小さい頃は嫌だったけど、今ではここまで続けられたことを家族や関係者にとても感謝している」との事でした。
 本学に入学した経緯は「大学OG が高校のコーチで勧められました」(袴田)「兄が空手部に在籍していたので選びました」(庄子)「大学の先輩と郷里(広島)が同じで勧められました」(岡田)と皆、本学の卒業生とのご縁がきっかけになっていました。
今回の試合を振り返ってもらうと「東海は『次はもうやりたくない』と思うぐらい圧倒して勝つことが目標なので満足していません」(袴田)「同じ階級の部員が応援してくれて諦めずに戦えました。優勝できて良かったです(庄子)「2回戦が接戦で判定勝ちでした。ケガから復帰して3週間で不安でしたが良かったです」(岡田)と。優勝4回目の袴田君は既に次の目標を見据え、初優勝の2人は必死で取り組んだ結果が優勝につながり、ほっとした表情が印象的でした。
 最後に今後の抱負を尋ねると「誰より自分を追い込んで練習して、心技体で信じられる自分をつくる」(袴田)「強い気持ちで下がらず前に出る空手をする」(庄子)「新たなことに挑戦しながら、常に自分の組み手で勝つ」(岡田)との事。5月14日のインカレ予選では全員が個人優勝、そして全国での活躍を掲げていました。
 組手競技の試合時間は1試合2分。「突き」や「蹴り」を直接相手に当ててはならず、「寸止め」がルールです。これをいつも行うには、相手へのリスペクト、自分への厳しさ、鍛錬された肉体と正確な技が不可欠です。まさに「心・技・体」の充実です。朴訥で秘めた闘志を感じさせる空手部員。「心・技・体」を磨いて、さらなる高みへ!#スポーツ

取材後記:自分はこれだけやってきたという誇りを持って試合に臨んでいる。勝てば良いのではなく、その中身が大事だと語る佇まいはいぶし銀の貫禄。21歳だけどね。(いまづ)