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ようこそ学長室へ83
~ 秘めた強さをしなやかに ~

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バトンを手に髙木さん(多治見)と
※( )内は出身校【撮影時のみマスクを外しています】

 枯葉舞い散る季節となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、大学祭ステージ(11・20)でバトンを使った見事な演技を披露してくれた看護学部2年髙木悠衣さんです。髙木さんは幼少期からバトントワーリングに取り組み、東海大会や全国大会で活躍しています。バトンを始めたきっかけや魅力等伺いました。
 「始めたのは年長さん(5歳)からで、母の知り合いにバトンの先生がいて体験レッスンに行ったのがきっかけです。それ以来、現在まで継続して取り組んでいます」との事。その魅力について尋ねると「新たなことができると『嬉しい』できないと『悔しい』の繰り返しですが、この成長の過程が楽しいです」と。練習は「水曜日が唯一のオフで平日は3時間ほど、土日も練習しています」との事。また試合にはチーム戦と個人戦があり、演技時間はチーム3分程度、個人1分半で、技の難易度、流れ、表情、美しさ、ミスの数などが採点の基準になるそうです。
 苦しかったことを尋ねると「苦しいというほどではありませんが、高校生の時、野球部のマネージャーをやりたくてチームを離れ、この時は伸び悩み、あまり楽しくなかったです」と。転機となったのは「大学受験終了後に今の師匠と出会ったことで、師匠から『自分がしっかりやれば結果はついてくる』と教えてもらいました。だからもう人と比べるのは止めようと思います」と。この後、行われた東海大会では「初めて3位に入賞して個人で全国大会に出場できました」との事でした。
 今後の目標を尋ねると「来年2月に行われる東海大会を勝ち上がり、3月の全国大会、そして8月の世界大会に出場することです」と自信を持った表情で話してくれました。
 今回の取材から、髙木さんはバトンを通じて他者と比較せず、自己と向き合う大切さを学び、それが自信になっていることを感じました。人はそれぞれ生い立ちや個性も異なり、一人として同じ人間はいません。だからこそ他者と比較して嘆くよりも自己と向き合い、以前の自分と今の自分の変化に目を向ける事が大切です。これこそまさに「真剣味」です。ありのままの自分と向き合い、自分らしく常にポジティブにいたいものです。#真剣味 

取材後記:彼女がはきはきと答える姿はとても清々しく「練習をしっかりする人は続くし伸びる。していない人はすぐにわかります!」と言われ、なぜだか変な汗が…。(いまづ)