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ようこそ学長室へ76
~ 思いやりのタスキ ~

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田口さんと【撮影時のみマスクを外しています】

 秋も深まり一段と肌寒くなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、短期大学部健康栄養学科を2年前に卒業して、現在は瑞浪中学校で家庭科教諭としてご活躍の田口碧海さんです。在学時の思い出、教員としての近況等を伺いました。
 まず、在学時に最も印象に残っていることを尋ねると「教員免許取得の勉強で一番しんどい時、コロナの流行で大学に行けずにとても不安だったことです」と。続けて「苦境の中、先生が少人数で講義をして下さったり、友達が頻繁に連絡をくれて『会う以上のつながり』が感じられました」との事。また教職の授業については「日々講義が5限まであり、バイトもしていて時間が足りませんでした。でも目標に向かって団結して、助け合いながら学べました」との事でした。
 教員としての近況を尋ねると「真剣な生徒が多く、頑張ったら応えてくれるのでやり甲斐があります」と。初任校では「学年の教員がチームになっていて、何でも相談できる雰囲気があり、多くの先輩に支えていただきました」との事。また、転勤する時に生徒達が涙してくれた事が、現在の大きなモチベーションになっているそうです。
 今後の抱負としては「教科指導は慣れてきましたが、生徒指導の経験が浅く不安があります。叱ることができるようになりたいです」と。また「様々な個性や背景を持った生徒がいるので、視野を広げて多様な生徒を見守れる教員になりたいです」との事。一段一段、階段を上るように着実に成長していると感じました。
 最後に本学への期待を尋ねると「今以上に望むことはありません。『家族』のように支えてもらった2年間でした。これからも変わらずにあって欲しいです」との事でした。
 今回の取材の中で、「つながり」「団結」「チーム」「家族」という言葉が、それぞれ別の場面で出てきました。学生時代も社会人になってからも田口さんの周囲には、いつも信頼できる仲間、教員、上司、同僚がいることに気づかされます。人間は一人では生きていけず、絶えず誰かと関わり、誰かに支えられながら生きています。言い換えれば、人は必ず誰かに「借り」を作りながら生きています。その「借り」をそのままにせず、田口さん自身が返してきたことが、思いやりを育み、助け合いや団結につながっているのです。この姿勢を大切にしながら、多くの方と共に生徒達をより良い方向へと導いて下さい。#学術
 
取材後記:ここにもまた「いつも学生と共に」に支えられ、その経験を胸に頑張っている人がいましたねー。これで同窓会開いたら盛り上がることまちがいなし!?(いまづ)