グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ようこそ学長室へ72
~ 心技体が語るもの「東海地区空手道選手権大会」~

ホーム  > 新着情報  > ようこそ学長室へ72 ~ 心技体が語るもの「東海地区空手道選手権大会」~

左から、定森さん(高松中央)、庄子さん(市川)、山口さん(松山工業)
※( )内は出身校【撮影時のみマスクを外しています】

 朝晩はめっきり涼しくなりました。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋などと言われますが、皆さんはどのような時をお過ごしでしょうか。今回のお客様は、去る9月19日秋季東海地区空手道選手権大会、男子団体組手優勝の空手道部山口泰輝君、男子団体形準優勝の庄子隆一君、女子団体組手準優勝の定森花乃音さん(経営4)です。いずれも11月に日本武道館で行われる全日本大学空手道選手権大会の出場権を獲得しました。現在の気持ち、インカレに臨む抱負など伺いました。
 まず、大会の感想を尋ねると「春の大会はコロナ感染で出場できず優勝が途切れてしまい、その悔しさをぶつけて勝てたのは良かったのですが、内容はまだまだです」(山口)「優勝校との差もまだあり、技術、パワー、スピードを磨きたいと思います」(庄子)「僅差の負けでしたが、技術面ではなく気持ちの弱さで負けたと思います。チームで戦う意識を高めたいです」(定森)とそれぞれが、次への課題を見出していました。
 インカレに向けての抱負を尋ねると「4年生として最後の大会なので、チームでの話し合いを通じて、精神面、技術面を共に高め、ベスト8を目指します」(山口)「一人だけが突出するのではなく、後輩と気持ちや息を合わせて臨みたいと思います」(庄子)「全日本前の東日本で気持ちの面を克服して、全国で通用するチームにしたいと思います。ベスト8を目指します」(定森)と、課題と目標を明確に描いていました。
 最後に4年生として、現在の心境を尋ねると「世代交代をしっかりして、後輩たちに思いを託したいと思います」(山口)「同期、先輩、後輩、先生に恵まれて人として成長できました。適切なコミュニケーションの取り方が身につきました」(庄子)「先輩たちのお陰で、1年生から試合に出て良い結果を得られました。今まで以上の成果を後輩に残したいと思います」(定森)と、それぞれ充実した表情で思いを話してくれました。
 空手道部に取材するのは今回で3回目になりますが、毎回感じるのは礼儀正しさは勿論の事、正面から相手の目をしっかり見て、言葉を丁寧に伝え、また真摯に受け取る姿です。このような姿勢を持つ部員同士が、ぶつかり合い、分かち合い、心ひとつに試合に臨めば、勝敗に関わりなく、次世代にも支柱となる思いが確実に伝わり、年々高められていくことでしょう。真っ直ぐに思いを伝え、素直に受け取る術を身に付けた一人ひとり。チームの基盤が着実に受け継がれていくにちがいありません。#スポーツ
 
取材後記:「礼に始まり、礼に終わる」という言葉に含まれた感謝と敬意の心を感じさせてもらえる相手が、学生だということがなんだか誇らしいよアタシは。(いまづ)