グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ようこそ学長室へ36
~ 寄り添い、引き出し、気づかせること
     「メンタルケアカウンセラー資格」~

ホーム  > 新着情報  > ようこそ学長室へ36 ~ 寄り添い、引き出し、気づかせること      「メンタルケアカウンセラー資格」~

左から、加藤さん(中京)、後藤さん(土岐商業)、糸魚川さん(中京)、
江畑先生 ※( )内は出身校【撮影時のみマスクを外しています】

 木々の葉が色づく季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回はメンタルケアカウンセラー資格を取得した保育科2年の糸魚川果甫さん、加藤伶奈さん、後藤愛実さんと指導にあたった江畑慎吾先生が訪問して下さり、これまでの経緯や思いを伺いました。尚、この資格は心理学の基礎知識と円滑なコミュニケーションに求められる基礎能力を有することを証明し、メンタルケア学術学会が認定するものです。
 まず、資格取得の動機についてお尋ねすると「学童のアルバイトで接する子ども達の気持ちを分かってあげたい」「思いだけでは力になれないので、専門の知識や技術を身に付けたい」「不登校だった自分の経験を活かして悩んでいる人を助けたい」「コミュニケーション力を高めたい」等、それぞれが明確な目的を持って取り組んでいる姿勢に感心しました。学びの過程では「頭で理解していても実践するのは難しく苦労した」「相手の言葉を心で繰り返しながら、目線を変えて問いかけることが必要だと感じた」「話を聴くのが苦手なことに気づいた」「演習で何度も反復してやっと慣れてきた」等、新たな気づきが多い有意義な時間を過ごせたようです。
 最後に、どのような保育士を目指しているのかを尋ねると「子どもや保護者の言動をしっかり受け止め、理解できる保育士」「話を聞いて欲しいと頼りにされる保育士」「周囲の人に安心の場を与えられる保育士」と資格を活かした具体的な姿を伝えてくれました。指導にあたった江畑先生からは「演習をするたびにダメ出しをされて辛かったと思う。でも、『思い』に『知識』と『スキル』を加えて初めて人を救える。この点を忘れないで継続して頑張って!」と励ましの言葉がありました。
 何気なく過ぎて行く毎日。人間の行動は9割以上が無意識に行われ、意識しているのは1割にも満たないと言われます。新たなスキルを身に付けるには「継続は力なり」の言葉の通り、意識しながら続けることが必要です。それがやがて習慣となり、自然にできるようになった時、初めて本当の力になります。資格取得を通じて思い描いた保育士像を目指して、日々スキルの実践を心がけて下さい。#学術

取材後記:聞き上手な人は、すぐに答えを言うのではなくコチラに投げかけて考える時間を与え、じっと待ってくれる。さらに知識があって心で聴いてくれたら、最強で最高!(いまづ)