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ようこそ学長室へ31
~ 揮毫 学歌「学訓は尊し真剣味」~

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 朝晩がめっきり涼しくなりました。スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋など、紅葉と同じように色々な秋がありますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、この度、5号館玄関に掲示する学歌を揮毫して下さいました中京高校の小林雄太先生です。作品の到着と共に来学された先生に「書」に対する様々なお話を伺いしました。
 小学校5年生の時、お母様が通われる教室について行ったことをきっかけとして書道を始められ、高校時代の学生書道展入選を機に、さらに本格的にこの世界へ。大学卒業後は、中京高校教員として仕事の傍ら作品を書き続け、日展(2014・2015)にも入選されています。しかしながらここ数年は、様々な事情から書道を離れ、今回は久しぶりの作品だったとの事。依頼時は「本当に自分で良いのかと戸惑う反面、選んで頂いたことを光栄に感じました」とおっしゃっていました。揮毫を振り返り「墨の匂いを感じながら、久しぶりに書道と純粋に向き合い、楽しく表現できました」とおっしゃっていました。
 改めて書道の魅力をお尋ねすると、「白(半紙)と黒(墨)というシンプルな限られた表現の中に、豊かな可能性が感じられる点です」と。そして、大きな額に入れられた作品を眺めながら「どれだけデジタルなものが増えたとしても、人の血が通った手書きものを見た時に、やはり心が動くんですよね」と言われたことが印象的でした。
 今回の学歌揮毫で、多くの皆様にご協力頂いた5号館玄関のリニューアルはひとまず終了です。玄関は言うまでもなく建物の顔。来訪者が最初に足を踏み入れるこの場所で、本学の志を伝えます。これからは人の血が通った作品が豊かに思いを語ります。そこに佇み、何かを感じ取って頂ければ幸いです。何かを感じ取れる心豊かな自分でありたいものです。小林先生、ありがとうございました。#真剣味

取材後記:「学歌に触れる機会の一助になれば」と小林先生。何気なく通った玄関の目の端に残ったのは生きた文字。思わず口ずさんでしまったー♪(いまづ)

学歌と共に、右から、安達理事長、小林先生

小林先生と(撮影時のみマスクを外しています)