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ようこそ学長室へ㉘
~ 「いただきます」に思いを込めて ~

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配膳の際、学生への目配りも忘れない大石さんと

 皆さんこんにちは。今回のお客様は、中津川キャンパスの学食の大石勝恵さんです。以前は、地元企業の社員食堂でも調理員をしていらっしゃった大石さんに、食堂での学生の様子や仕事を通じて感じている事等、お伺いしました。
 初めに社食と学食の違いについてお尋ねすると、「やっぱり食べる量が倍ぐらい違います!コロナ禍以前は100名を超える人が訪れ、お米は1回4升、1日3回、計12升炊いていました」との事。人気メニューは?「唐揚げが大人気で、丼ぶり、定食、単品、なんでもよく食べてくれます」学生の印象については「礼儀正しくて進んで挨拶ができる人が多く、重い荷物を代わりに運んでくれる優しい人もいます」とお褒めの言葉。一方で「手をかけて作った煮物や料理等の食べ残しが残念です」とおっしゃっていました。
 今の唯一の願いは「コロナが一日も早く落ち着き、対面授業が復活して多くの学生が食堂を訪れてくれること」との事。「若い子と接していると、流行に乗り遅れずに済むし元気になれるんです」と笑顔でおっしゃっていました。中には就職活動や健康状態の相談をする学生もいるそうで、大石さんと学生の距離の近さを感じました。最後にこれからの学生に期待することを伺うと、「スポーツが盛んなので、パリオリンピックのメダリストを育てて欲しい」とエールを下さいました。
 取材を通じて、食堂が学生達にとって文字通り心身のエネルギー源になっていることを実感しました。おいしく「食べること」は「生きること」の活力となり、そこに温かい気持ちが加われば、より前向きな力が生まれます。食事をいただけることに対して、多くの命と作って下さった人に対する感謝の気持ちを込めて「いただきます!」「ごちそうさまでした!」を素直に口にできる人を育てたいと思います。それがオリンピック選手輩出の原点になると確信しています。#真剣味
 
取材後記:出されたものは残さず食べることが、食事に携わってくれた方々への礼儀ですよね。この日の為に満を持して登場した食材のキモチを考えたらアンタ…涙。ちなみに「てまえどり」は「手前取り」の意。決して新種の鳥ではございません。(いまづ)