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ようこそ学長室へ112
~ 未来を預かる伴走者 ~

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宮嶋先生と

 初夏の日差しに青葉輝く季節となりましたが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。今回のお客様は、本年度、専任講師として経営学部に着任した宮嶋恒二先生です。ご出身は大阪で、高校、大学は京都で過ごされ、卒業後は大学職員として長年お勤めになっていらっしゃったそうです。職員から教員を目指した経緯や本学学生の印象等を伺いました。
 まず教職を志したきっかけを伺うと「高校から大学まで陸上競技に取り組み、熱心に指導して下さった先生方の影響で目指すようになりました」との事。当時の陸上の記録は「1500m3分52秒」と伺い、トップアスリートとして活躍されていたと知りました。
 教員を目指して大学時代に教職課程を履修したものの、競技との両立がうまくいかずに免許取得には至らなかったとの事。その後、就職の時期を迎えても教育への思いを捨てきれず「少しでも教育に関係する場所にいたい」と大学職員になったそうです。そして職員として仕事に懸命に取り組むうちに、「大学には研究者は数多くいるが、真の教育者は少ない」と感じるようになったとの事でした。
 また大学経営の在り方に疑問を感じ大学院で勉強する中で、「論文で結論が綺麗に出ても実際の現場は千差万別の泥臭さがあり、理想と現実の乖離に打ちひしがれた」との事。さらに自分を高めたいと海外の大学にも挑戦しましたが、英語力の限界とコロナ禍が重なり諦めざるを得なかったそうです。
 本学の学生の印象や講義については「挨拶ができて礼儀正しい学生が多いと感じています。教えることは難しいことですが、経験豊かな先生方の講義を参考にして試行錯誤しながら進んでいきたい」との事でした。
 改めて教育の魅力について伺うと「教育は国の根幹となる重要な仕事で、学生を通じて自分自身も成長していける所にやり甲斐を感じます」と真っ直ぐ前を向いて伝えてくれました。
 今回の取材を通じて、先生の言葉の端々から教育に対する「憧れ」とそこから生まれる「情熱」を感じました。「憧れ」とは「目標として定めているが、まだ実現していないことに対して、いつかそうなりたいと強く心が引き込まれている様子 」を言います。この強く熱い思いが、夢に向かう学生達の将来をきっと確かなものにしてくれるはずです。
#学術

取材後記:教育とは「夢」や「希望」、自分の未来を切り開いてくれるもの。(いまづ) …ん?
いやいやいやいや、お察しの通りこれは宮嶋先生の清らかで誠実なお言葉でございます。