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ようこそ学長室へ104
~ さりげなく、あたたかく「新入生歓迎交流会」 ~

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左から、稲垣さん(浜松商)、私、アンジャナさん(ネパール)
※( )内は出身校、出身国

 風が春から初夏の香りを運んでくるのを感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回のお客様は、短期大学部健康栄養学科の新入生歓迎交流会(4・11)に参加した稲垣心菜 さん(栄養1)とネパールからの留学生アディカリ アンジャナさん(栄養2)の二人です。交流会当日は自己紹介やゲームを通じて交流を深めました。昼食は、先輩たちが1年間の集大成として作ったお弁当で、美味しそうに食べながら語り合っている姿が印象的でした。二人に現在の気持ちや大学生活の抱負等、伺いました。
 まず、アンジャナさんにグループワークのリーダーをした時の気持ちを尋ねると「先輩として、新入生が安心して取り組めるようにサポートしようと思いました」と。稲垣さんは「地方から来たので打ち解けられないのではと心配でしたが、先輩が笑顔で迎えてくれたので楽しく取り組めました」との事。互いの思いが通い合った、温かい雰囲気が伝わりました。また「恥ずかしがらずに進んで話しかけると、みんなが協力してくれることが分かりました」(アンジャナ)との事。誰にでも分け隔てなく優しく話しかける姿が、印象に残りました。
 会の感想を尋ねると「自分たちはコロナでできませんでしたが、これをきっかけに後輩たちの為に毎年続いて欲しいと思っています」(アンジャナ)「大学内の様子も分かり、同級生や先輩とも仲良くなれて、すごく良い1日でした」(稲垣)と二人とも微笑みながら答えてくれました。
 最後に今後の目標を尋ねると「食品関係の仕事に就き、自分の作った料理で笑顔になってもらいたい」(アンジャナ)「学業と陸上の両立を図り、栄養士の資格を取得して胸を張って地元に帰りたい」(稲垣)と決意を込めた表情で伝えてくれました。
 今回の取材を通じて、先輩としての自覚ある行動とそれによって安心して過ごせた新入生の様子が伝わりました。コロナ禍で味わった辛い経験を優しさに変えてふるまう姿から、著しい成長を感じました。自分にとってマイナスの出来事を他者へのプラスの行動に変える姿勢こそ、まさに成長の源です。優しさに包まれた素敵な交流会、ありがとう!#真剣味

取材後記:知らない人ばかりの中に入っていくにはちょっと勇気がいる。それを汲んでくれたかのような先輩達の思いやりの連鎖と、美味しいお弁当の味が沁みるねえ。(いまづ)