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ようこそ学長室へ94
~ かけがえのない宝を武器に「令和4年度岐阜県スポーツ賞受賞」~

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佐々岡さんと(岐阜工業)※( )内は出身校【撮影時のみマスクを外しています】    

 陽ざしの温もりから、春の訪れを少しずつ感じられるようになりました。皆さん如何お過ごしでしょうか。今回のお客様は、2022文部科学大臣杯全日本大学レスリンググレコローマンスタイル選手権大会130㎏級第2位、西日本学生新人選手権優勝等の成績が評価され、令和4年度岐阜県スポーツ賞の栄冠に輝いたレスリング部の佐々岡誇仁君(経2)です。受賞までの経緯、プレースタイルのこと等伺いました。
 レスリングを始めたきっかけは「中1の時、高校の恩師に体格の良さから声を掛けられたことです」と。その後、入部した高校レスリング部では「いつも県予選で負けてしまい大した成績は収められませんでした」との事。競技を続けるか悩んでいた時、友達や後輩が全国大会で活躍する姿を目の当たりにして決意を固めて本学に進学。成長と強さの要因を尋ねると「日々の練習で先輩たちに揉まれたことです。自分より強い人と練習しないと変われないと思い頑張りました」と。「今では先輩に課題を聞きながら改善につなげてます」と明るく話してくれました。
 試合時間3分2ラウンドで1秒相手の両肩を床につければ勝利のレスリング。グレコローマンスタイルは、足へのタックル禁止で上半身の攻防が特徴との事。「前に出て圧力をかけ、相手を意図的に動かして技をかけられるので向いている」と自信を持って話してくれました。選手としての現在地を尋ねると「トップレベルの人は遠い存在で、技や体力に差があります。課題を克服しながら追う立場を楽しみたい」との事でした。今後の目標は「3年生として後輩を背中で引っ張れるようになりたいです。全国の金メダルをとりたい」と、闘志を秘めた静かな口調で話してくれました。
 30分程の取材でしたが、柔和な表情、物静かな口調、驕りを全く感じさせない言葉から、謙虚で優しく素直な人柄が伝わってきました。恩師からは「お前の優しさは試合では出すな!」と常々言われているそうですが、思わず応援したくなるこの人柄こそ、たくさんの人に支えられ成長できた秘訣だと確信しました。#スポーツ

取材後記:好きな食べ物はお寿司。回転寿司では友人との話に花が咲き、ついついサイドメニューばかり食べてしまうというお茶目な130kg。お寿司食べんのかーい。(いまづ)