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ようこそ学長室へ73
~ 夢見る力でステップアップ ~

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左から、粕谷さん(中津商業)、千葉さん(中津)、伊藤さん(土岐紅陵)
※( )内は出身校【撮影時のみマスクを外しています】

 キンモクセイの甘く爽やかな香りが漂い始めた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。短期大学部保育科では実習報告会が3年ぶりに開催され、学科全体で学びを深める機会となりました。今回のお客様は、実習に主体的に取り組んだ、伊藤なつきさん、粕谷あゆりさん、千葉結月さん(保育2年)です。実習を終えた感想、保育士を目標にした契機、本学で学んで良かった点等を伺いました。
 まず、実習を終えた感想を尋ねると「2年生になって多くの面で学びを活かすことができ成長を感じました」「不安でしたが課題を持って取り組めました」「保育、施設、教育実習を経験するうちに事前学習の大切さを知り、後半は落ち着いて取り組めました」との事。それぞれ成長を実感していました。
 特に印象に残っている事は「保育士さんが臨機応変に新聞を使った遊びを展開した姿」「折り紙をちぎって貼る課題を出し、障がいのある子への配慮不足に気づいた時」「障がい者との関りに悩んでいた時、挨拶を通じて仲間として普通に関わることの大切さに気付いた事」と。日々、様々な気づきを得ながら成長する姿が伝 わりました。
保育士を目指した契機について尋ねると「一人っ子で兄妹への憧れがあり、子どもの純粋でまっすぐな所に惹かれました」「友達の輪に入れない私を導いてくれた先生に憧れました」「小学生の時、妹の面倒を見て『面倒見がいいね、ありがとう』等の言葉を言われたことです」と。幼少期の出来事をきっかけに、その後も思いが継続していました。
 後輩に伝えたいことは「先生の動きを参考にして、自分で考えて行動して欲しい」「事前に園の事をよく知り、自然体で臨めるようにして欲しい」との事。最後に、本学の良さについて尋ねると「現場経験のあるフレンドリーな先生方が、具体的な例を出しながら実践的な力を付けてくれることです」と、全員同様に話してくれました。
 取材した学生は皆、幼少期に保育士への「憧れ」を抱き、今もその思いを持ち続けながら努力を重ねています。「憧れ」は自分の手の届かない事や、目標としているがまだ実現していない物事に対して、「いつかそうなりたい」と強く心が引き込まれている状態を表します。語源は「あくがる」にあり「現実を離れ、過去、理想、会いたい人に思いを馳せる」という心からきています。今度は自分たちが、誰かに憧れてもらえる存在になる番ですね。#学術
 
取材後記:実習が夢の実現にまた一歩近づかせてくれたことはまちがいない。この経験が「彼女たちにとってプロフェッショナルとは?」を語れる日につながるといいね。(いまづ)