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ようこそ学長室へ67
~ 息吹をもたらす「ありがとうの木」~

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左から、私、堀部さん(瑞浪)、伊藤先生
※( )内は出身校。【撮影時のみマスクを外しています】

 吹く風に、ゆく夏の気配を感じる頃となりました。皆さん如何お過ごしでしょうか。今
回のお客様は、短期大学部保育科2年の堀部愛さんと健康栄養学科の伊藤宏支先生です。堀部さんは第1回中京学院大学プレゼンテーション大会「彩」イロドリ(9月9日開催)で掲示する「エールボード」(自分を支えてくれる人への感謝の気持ちや励ましのエールを集めたボード)の土台となる「ありがとうの木」を独自の視点で描いてくれました。制作の経緯や木に込めた思いなど伺いました。
 初めに、木の描写を依頼された時の気持ちを尋ねました。「学科に絵の上手な人が多い中で自分に声を掛けて下さり、大変嬉しく光栄に感じました」と満面の笑顔で話してくれました。依頼された伊藤先生は「発想の邪魔にならないように、あまり条件を付けず、『ありがとうの木を描いて下さい』とシンプルに伝えました」との事。
 出来上がった木を見ると、日本語、英語、中国語の「ありがとう」や本学の学部、学科名等も含む無数の言葉で作られた幹、様々な模様が手書きで描かれ貼り付けられた葉等、斬新な姿で立っていました。そこに込められた思いやこだわりについて尋ねると「描く前から、一人ひとり意味の違う『ありがとう』が感じられ、木の概念を壊すようなものにしたいと思っていました」との事。さらに「いいこと、悪いこと、どちらにも感謝の気持ちを忘れないイメージが持てるように描きました」と、思いを話してくれました。また、木を通して感じて欲しいことについては、「木のようで木じゃない、木じゃないようで木。だから目を凝らしてみて、一つでも新たな発見があれば」との事でした。
 最後に、今後の目標を尋ねると「20年しか生きていませんが、ここまで充実した人生だと思っています。人から頼まれ、それに応え、喜んでもらうことが大好きで、保育士になっても、今まで通り自分が輝ける毎日にしたいです」と、伝えてくれました。
 今回の取材を通じて、「頼まれごとは試されごと」(中村文昭氏)という言葉が浮かびました。相手は「この人ならできる」と思って依頼しますが、自分に視点を置くと「自己の力が試される機会」と言えます。この機会に、期待通り、また期待以上に応える繰り返しが、様々な人とのつながりを生み、信頼を育み、自己を成長させます。また、たとえ失敗することがあっても、常に感謝の気持ちを忘れません。この前向きな姿勢こそ堀部さんの充実感の源泉です。期待に応えるべく、嬉々として取り組み描かれた木から、何かを感じ取ってくれることを願っています。#真剣味

取材後記:こだわりが詰まった賑やかな木と学生達のメッセージは、9月9日(金)中津川キャンパスでCheck it out!あなたのモチベーションのFontanaは?(いまづ)