グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ようこそ学長室へ64
~ 笑う門には福来る ~

ホーム  > 新着情報  > ようこそ学長室へ64 ~ 笑う門には福来る ~

草オジサンこと、橘田先生と【撮影時のみマスクを外しています】

 皆さんこんにちは。夏本番を迎え、セミの鳴き声もにぎやかな今日この頃、如何お過ごしでしょうか。さて、今回のお客様は、短期大学部保育科准教授として本年度からお勤めの橘田重男先生です。発達教育学を専門とする大学教員の顔以外に、ユーモアファーム代表、昭和シンガーソングライター等の不思議な肩書をお持ちの先生。今回は緑色の服と帽子をかぶり「草オジサン」(薬草の研究者)の衣装で登場して下さいました。笑顔の絶えない雰囲気の中、本学にお勤めになった経緯や多方面の活動について伺いました。
 まず、大学教員になった経緯を尋ねると「小学校教育と保育の分断に気づき、長いスパンで子どもを育てる人が必要だと感じたことが始まりです(小学校勤務25年)」と。その後、モンスターペアレントとのやり取りを経て「子どもを通じて親を育てる人材も不可欠だ」と実感し、大学教員の道に。教育姿勢として大切にしているのは「常に相手の立場になり考えること。『思いやり』です」と話してくれました。
 また、「ユーモアで人を和ませることをライフワークにしたい」と話す先生。興味を持ったきっかけは「大学2年生の時、先生からユーモア教育を紹介され、周囲を和ませる力と人間性が如実に表れることに惹かれました」と。今では、お祭りでのオリジナル曲演奏や被り物での交流、日本笑い学会会員等、多様な活動に取り組んでいるそうです。
 最後に、本学での目標について尋ねると「さりげなくユーモアの良さを伝えながら、保育者育成の支援をしたいと思います」との事でした。
 改めてユーモアの語源を調べてみると、液体を表すラテン語の「フモール」つまり、体液を意味するとあります。中世の医学者はこれこそ生命の源泉であるとし、この流れが人体に活力を与え、生命を満たしていると考えていたそうです。このような点から、先生が様々な事柄にチャレンジして情熱を失わない裏には、紛れもなくユーモアの存在があり、その本来の意味は、前向きな生き方につながるものだと分かります。苦しく辛い時こそ「愛のあるユーモア」を忘れずにいたいものです。#学術

取材後記:年齢と共に寄り添ってくるシワ。中でも、目尻のシワは笑ってきた数に比例すると信じ…たい。そもそも動物の中で笑うことができるのは人間だけってゴイゴイスー。(いまづ)