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ようこそ学長室へ35
~ いただきますの舞台裏「健康栄養学科 集団給食実習」~

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左から、中田さん(高山西)、樋口さん(中京)、古田さん(下伊那農業)
※( )内は出身校【撮影時のみマスクを外しています】

 朝晩の冷え込みが秋の深まりを感じさせる今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。瑞浪キャンパスでは、昨年と同様に健康栄養学科の学生が集団給食実習で作った料理を、毎週金曜日、100名の学生、教職員に無料で提供しています。今回は「ひじきご飯、わかめご飯」グループで給食を作ってくれた、健康栄養学科1年、樋口奈南さん、古田澪さん、中田美穂さんにお話しを伺いました。
 初めにメニュー考案から給食づくりまでの心境を尋ねました。「自分たちだけじゃなく、学生や教職員も食べるので失敗できないと緊張した」「多くの人の口に入る責任を強く感じた」「準備に時間がかかり、間に合わなかったらと不安だった」等々、今までにない緊張感やプレッシャーで押しつぶされそうになっていたとの事。給食提供後の心境は「美味しかったと大勢から言ってもらい嬉しい」「笑顔で食べてくれる姿を見て達成感があった」「苦労して揚げた5種類の天ぷらが好評で良かった」等々、作るまでの緊張や不安が安心と喜びに変わり、全員が笑顔で包まれた姿が目に浮かびました。最後に、この取り組みを通じて、特に学べたことは?と尋ねると「衛生管理の厳しさや時間管理の重要性です」「役割を考えて協力することの大切さです」との事でした。
 取材を通じて、教える側が、知識や技術の伝達に止まらず、学びを活かす実践的な場面を創出することの重要性を再認識しました。作ったものを自分たちが食べるだけの状態から、不特定多数の方が対象となることによって緊張感、責任感が生まれ、有意義な学びとなっています。忘れてはならないのは、このような取り組みには教員の綿密な計画と準備が必要なことです。学生の成長した姿を思いに込めて、手間暇かけて取り組んだことは必ず成果につながります。食の安全、安心に細心の注意を払いながら実践が円滑に行えるように、引き続き宜しくお願いします。#真剣味

取材後記:多くの人においしさと幸せを届けるためには、想像以上の時間と労力・精神力が必要だと知り、もう一度、姿勢を正して言いたくなりました。「ごちそうさまでした」(いまづ) 

彩りがキレイな「ひじきごはんセット」

ヘルシーな「わかめごはんセット」