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ようこそ学長室へ33
~ 使命感がもたらす強さ、優しさ
「新型コロナワクチン職域接種」~

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左前方から、日比野さん(瑞浪)、金井さん(阿智)※( )内は出身校

「天高く馬肥ゆる秋」の言葉通り、過ごしやすい季節となりました。本学では、9月上旬から10月中旬にかけて、新型コロナウイルス感染予防ワクチンの職域接種(約1000人)を関係職員と看護学部教員及び学生の協力の下、実施しました。今回のお客様は、接種の際、アルバイトとして活動した看護学部3年 金井龍二君と日比野嵩君です。
 活動の動機は「現場で働く看護師の姿を間近に見られると思ったので」という漠然としたものでしたが、実際の現場に行くと、日頃の先生方とは全く違う雰囲気を持った医療従事者としての姿に驚いたとの事。例えば、準備段階で、万が一の状況を考え、様々な根拠に基づいて人や器具の配置を考えていた点。多くの意見をぶつけ合いながら、臨機応変により良い状況が構築されていく点。患者さんの目線に立ち、適切な言葉かけをしていた点。等々、命に関わる現場の厳しさを肌で感じたようです。
 学びの課題について尋ねると「実習に行っても、知識、技術不足で自信ある行動ができない」「オンライン授業で甘えが出てしまうので、自分に厳しくならないと」とそれぞれ認識しながら「でも、とにかくやるしかない!」と明るく話してくれました。
最後に、看護学部の志望動機を尋ねると「家族に看護師がいる影響で医療に興味を持ちました」「幼い頃にぜんそくで入院を繰り返し、看護を身近に感じました」と答えてくれました。さらに看護師の仕事について「患者さんの身体や心だけでなく、家族も含めたケアをするので大変です。でも、誰かのためになることで自分の存在が確認できる、やりがいのある仕事だと思います」と話してくれたことが印象に残りました。
 学生の成長を目の当たりにする中で、成長過程には一つの目安があることが分かります。行動の目的が、まず「自分のため」、次に「特定の身近な人のため」、さらに「不特定多数の誰かのため」このように変化します。同時に、一人で味わう喜びや悲しみよりも、一人でも多くの人と感じる思いの方が、自己の生活をより豊かにすることに気づいていきます。そして「誰かのため」が「自分のために」とつながることに確信を持つのです。皆さんの今後の成長を楽しみにしています。#地域貢献

取材後記:先生方の、看護師としての凛とした姿をみてしまった彼ら。みてしまったのが運の尽き?(笑) 
もう…頑張る以外に方法はナース、ナーシ。You can do it!(いまづ)