グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ようこそ学長室へ⑳
~ 夢をチカラに「野球夢道プロジェクト」~

ホーム  > 新着情報  > ようこそ学長室へ⑳ ~ 夢をチカラに「野球夢道プロジェクト」~

左から、松澤さん、私、日下部さん(撮影時のみマスクを外しています)

 8月を迎え、セミの鳴き声とともに夏の日差しが厳しさを増すこの頃、皆さんは如何お過ごしでしょうか。今回のお客様は、育成ドラフト指名を受けて2018年まで2年間、巨人でプレーした松澤裕介さん(本学卒業生吉川尚輝選手と同期)と「野球夢道」(やきゅうゆめロード)代表日下部裕治さんのお二人です。野球でつながるご縁から訪問して下さり、野球を通じて学んだ事、これからの夢などを熱くお話しして下さいました。
 2015年ドラフト指名を受けた直後に左手の故障が分かり、入団辞退。翌年2年続けて指名を受けた経験を持つ松澤さん。「2度指名されるとは思わず、もうチャンスはないと思いました」と当時の心境を話してくれました。その後、独立リーグでプレーしていたある日、腐りかけていた自分に「お客様が観に来ているのは全力プレーで、そこに感動するんだ。野球の上手い下手じゃない」と先輩が話してくれたそうです。この一言で、大切なものに気づき、今まで以上に必死で野球に打ち込み、2度目の指名。「夢中になれるものが身近にあり、夢を叶えられたのは幸せでした」とこれまでを振り返っておられました。現在はドラゴンズ野球アカデミーコーチとして子どもたちの指導に携わっておられます。一方、日下部さんが代表として活動する「野球夢道」は、発育に合わせて幼児に野球の楽しさを教え、普及に努めるものです。すでに幼稚園等約50ヵ所で「ボール遊び、バッティング練習、ホームラン競争」(ケガ防止の為、スポンジボール等を使用)を実施。ご自身も選手、指導者として長年野球に関わってこられた中で、この活動に込めた思いを「自分を成長させてくれた野球に恩返しがしたい、ただそれだけです。夢はここからプロ野球選手を出すこと」とおっしゃっていました。お二人の夢はここで一致しているのですね。
 「一意専心」一つの事に一心に思いを込めて取り組むことで多くの学びが得られます。その原点には自らの意思が必要です。今、自分が何の為に、何をしたいのか。進んで自己に問いかけながら、夢中になって打ち込めるものを見つけたいものです。それが生きがいにつながり夢につながり、有意義な毎日につながるのではないでしょうか。貴重なお話ありがとうございました。#地域貢献

取材後記:何かに熱くなって一生懸命やったことはいつまでたっても色褪せることがない。そして、その時の経験が自分を勇気づけ、また一歩前へ進める最高の魔法となる。…って、経験した人にしかわからないんだなーこれが。熱盛!(いまづ)