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保育科ゼミ ~ サイコドラマ ~

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サイコドラマを始めましょう


図1

 保育科のゼミの中の一つに「絵による自分史~とくに幼児期を中心として~」を卒業課題にするゼミがあります。
ゼミ生たちは、自分の生い立ちについて創作を交えてマンガや絵本にします。そのネタになるのが、子どもの頃の親との関係です。親子関係を振り返ることで、自分の性格を見つめ直します。
 どうやって記憶を掘り起こすのか。今、体験しているのは、ゲシュタルトセラピーの空椅子の技法を取り入れたサイコドラマです。空椅子の技法というのは、たとえば、親子間でイザコザがあったとき、イスを二つ用意して、一つを自分、もう一つの空のイスを親と見立てます。そして、交互にイスに座ってイザコザの会話を再現します。すると親になりきって言い訳を話しているうちに、親の気持ちや考えをそれなりに体験することができるのです(図1)。

写真2

 サイコドラマでは、相手役としてゼミ生のメンバーの中から一人を指名して親の役をやってもらいます。この場合、イスを四つ用意します(写真2)。

図2

 親子のドラマを演じていく中で、観客として参加しているメンバーが補助自我としてドラマに直接介入します。つまり、主役または相手役(親)の気持ちを代弁するわけです(図2)。
ときどき、リバースといって、主役(自分)と相手役が交代します。
このような体験から、自分史に深みを持たせることができると考えています。

写真3

 保育科ゼミではありませんがサイコドラマを取り入れた授業をやってます(写真3)。

保育科  天野